アップルのサプライヤー、ジャパンディスプレイ、2億3000万ドルの救済投資家を失う

アップルのサプライヤー、ジャパンディスプレイ、2億3000万ドルの救済投資家を失う

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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TPKホールディングスはiPhoneスクリーンメーカーの救済を計画していた台湾の企業連合の一員だったが、2億3000万ドルの拠出を撤回することを決定し、取引全体に疑問が生じている。

ロイター通信によると、ジャパンディスプレイは、台湾のタッチスクリーンパネルメーカーであるTPKホールディングスから、同社への投資を取りやめる旨の正式な通知を受けたと発表した。TPKはiPhoneスクリーンサプライヤーであるTPKに2億3000万ドルを投資する予定で、約7億2000万ドルから7億4000万ドルの救済策を計画しているコンソーシアムの一員だった。

iPhoneの主要サプライヤーであるジャパンディスプレイは、携帯電話の売上減少と、アップルが同社が現在製造している液晶パネルから有機ELディスプレイに移行したことから、財務上の問題を抱えてきた経歴がある。

しかし同社は5月に、アップルと思われる顧客との債務再交渉を完了し、TPKを含むコンソーシアムから救済を受ける予定であると発表していた。

ジャパンディスプレイはTPKから理由を説明されなかった。しかし、コンソーシアムメンバーであるコスグローブ・グローバルとトップノッチ・コーポレートからは同様の通知を受けていないと述べた。両社は合計1億3000万ドルの拠出が見込まれていた。

ロイター通信が報じたところによると、同社によれば、コンソーシアムのさらなるメンバーであるハーベスト・グループと新たに加わったオアシス・マネジメント・カンパニーが6月27日までに投資について決定する予定だという。