ケイティ・マーサル
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具体的には、アナリストは、2004年にパリのApple ExpoでiMac G5が発表されて以来、過去14回の製品発表イベントでの株価の動きを調べた。Appleは今年、理由は明らかにされていないが、この見本市への参加を辞退したと考えられている。
平均すると、株価はイベント当日に0.7%下落し、イベント前日からイベント翌週にかけて0.4%上昇し、イベント前週からイベント翌週にかけて4.2%上昇したという。
最も大きな値上がりは、2007年のマックワールドでのiPhone発表と2004年のパリ万博でのiMac G5発表の前後で発生し、イベント前の週から翌週にかけて株価はそれぞれ15.9%と15.1%上昇した。
一方、最も大きな下落は、2005年のWWDCで同社がIntel製チップへの移行を発表した直後と、2008年のMacworldでMacBook Airを発表した直後の2週間に発生しました。これらのイベントを挟んだ2週間で、株価はそれぞれ11.5%と9.1%下落しました。
マンスター氏は報告書の中で、今月発売予定の3G iPhone も含め、2008年の Apple 社の取り組みは、単に 2009 年が iPhone にとって飛躍の年となるための下準備に過ぎないと考えている、と述べた。
「3G iPhoneの先にある大きな展望を私たちは見据えています」と彼は書いている。「2009年1月までにiPhoneファミリーが誕生し、サードパーティ製アプリの提供、世界的な流通、そしてキャリアからの補助金が出ると確信しており、2009年のiPhone市場は強気です。」
今後1カ月ほどは投資家は3G iPhoneの初期の売上実績に注目するが、その後すぐにMacに焦点が移ると同氏は予想している。IDCの最新市場データによれば、4月の売上は約50パーセント増加しており、現在Appleの最大の成長原動力となっている。
「Macの出荷台数が四半期末に50%増で終わる可能性は低いものの、4月のNPDは6月期のMacの上昇を示唆していると考えています」とマンスター氏は述べている。「要するに、ウォール街はAppleの市場シェア拡大を認識しているものの、その変化の規模は過小評価されていると考えています。」
アナリストはアップル株の買い推奨を改めて表明し、目標株価は1株当たり250ドルとした。