AppleInsiderスタッフ
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報道によると、アップルはハリウッドの大手映画スタジオと、ケーブルテレビや衛星テレビ事業者に対抗するオンライン映画レンタルサービスの立ち上げについて協議を進めている。
同紙によると、iTunesサービスで配信される個々の映画は、30日間レンタルで2.99ドルで提供される。各映画のダウンロードはデジタル著作権管理ソフトウェアによって管理され、ユーザーは映画を「コンピューターからiPodやiPhoneなどの少なくとも1つの他のデバイスに」転送できるようになる。
このソフトウェアは映画のコピーも防ぐだろうとニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。
ある映画スタジオの幹部は、アップルのダウンロードサービスは「ケーブル会社や家庭向けVODを提供する他の企業と競合することになるだろう」と語ったと伝えられている。
一方、AppleとそのCEOであるスティーブ・ジョブズは、消費者はデジタルコンテンツをレンタルするよりも所有することを好むと長年主張してきた。しかし、AppleInsiderの最近の調査によると、この考え方は、映画(数回しか見ないかもしれない)よりも、ほとんどのユーザーが繰り返し聴くデジタル音楽ファイルの方が強く当てはまる可能性があるようだ。
調査に回答した約1500人のうち、iTunesからデジタル映画を直接購入することに関心があると答えたのはわずか16.5%でした。さらに35%は映画をレンタルしたいと回答し、残りの48%はAppleがiTunesの映画ダウンロードの解像度を改善するまではどちらの選択肢も検討しないと回答しました。
専門家やアナリストは、Appleが映画カタログをHDフォーマットで提供し始めるのは時間の問題だと考えています。同社は最近、ユーザーのiTunesコンテンツをワイドスクリーンのHDテレビに配信するためのワイヤレスゲートウェイとして機能するApple TVを発売しました。
同社経営陣が最近示唆した兆候が示唆するところによると、映画レンタルモデルも同時期にiTunesに導入される可能性がある。先日、PiperJaffrayのアナリストとの会合で、Appleの経営陣は映画ダウンロードサービスの開発が進行中であることを示唆した。
「時期を特定するのは難しいが、2008年中にiTunesビデオレンタルが開始されると予想している」とアナリストのジーン・マンスター氏は会合後、顧客らに語った。
今年のアップル株主総会での発言中、ジョブズ氏もこの件に関して心を動かされたようだ。iTunes Storeでの映画レンタルの可能性について問われると、「どうなるか分からない」と答えた。