元アップルのマーケティングの第一人者カワサキ氏がモトローラのコンサルタントに就任

元アップルのマーケティングの第一人者カワサキ氏がモトローラのコンサルタントに就任

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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元アップルのエバンジェリスト、ガイ・カワサキ氏は水曜日、グーグル傘下のモトローラで顧問に就任すると発表した。同氏は、経営難に陥っているこのスマートフォンメーカーは、業界大手のアップルが1998年にそうであったように、イノベーションの機が熟していると語った。

元Appleエバンジェリスト兼Appleフェローのガイ・カワサキ氏。画像はWikipediaより。

カワサキ氏は自身の著書ファンページへの投稿(Android Authority経由)で、モトローラのアドバイザー職に就任したことを明らかにした。製品設計、ユーザーインターフェース、マーケティング、ソーシャルメディアに注力する。

「モトローラは1998年のアップルを彷彿とさせます」とカワサキ氏は記した。「市場セグメントのパイオニアであり、エンジニアリング主導で、革新への準備が整っていました。素晴らしい製品はすべてを変えることができると信じています。例えば、iMac G3の開発は[...]アップルにとって極めて重要な出来事でした。」

カワサキ氏はアップルの長年の従業員ではなく、1983年から4年間同社に勤務していました。しかし、1984年にはMacintoshのマーケティングを担当していました。1987年にソフトウェア会社の社長に就任するためアップルを去りましたが、1995年にアップルフェローとして復帰しました。アップルフェローは、同社在籍中にパーソナルコンピューティング分野に並外れた技術的またはリーダーシップ的貢献をした個人として認められるものです。アップルフェローシップはこれまでに、カワサキ氏、ビル・アトキンソン氏、スティーブ・キャップス氏、リッチ・ペイジ氏、スティーブ・ウォズニアック氏を含む9名に授与されています。

モトローラのアドバイザーに就任した川崎氏は、かつて偉大な携帯電話メーカーであったモトローラの再活性化を目指すGoogleの取り組みに参画することになる。Googleはモトローラと共同で、画期的なスマートフォンの開発に取り組んでいる。報道によると、Googleの狙いは、モトローラをより有力なAndroidメーカーへと成長させ、Androidエコシステムにおけるサムスンの影響力拡大に対抗できる存在にすることにある。