Spotifyはユーザーの気分に基づいて曲を推奨することを目指している

将来、Spotify は音声認識を使用して、ユーザーの「感情状態」に基づいて曲を再生できるようになります。

Apple MusicとSpotifyはすでにおすすめの音楽プレイリストを提供していますが、それらは通常、ユーザーが過去に気に入った曲に基づいて表示されています。Spotifyはユーザーの気分を察知し、それに合った曲を再生します。

BBCニュースによると、Spotifyはユーザーの声とその居場所を「観察」できる特許を取得したという。

BBCニュースが報じたところによると、Spotifyは特許の中で「メディアストリーミングアプリケーションには、ユーザーにパーソナライズされたメディアのおすすめを提供する機能が搭載されているのが一般的だ」と述べている。しかし、そのためにはユーザーは「音楽の好みに関する複数の質問に、面倒なほど丁寧に答えを入力する」必要がある。

Spotifyは代わりに、ユーザーの発話を聞き、何をしているのかを推測することを提案しています。これにより、音楽が「一人で、少人数のグループで、あるいはパーティーで」誰かに再生されているのかを検知できるようになります。

さらに、「イントネーション、強勢、リズム」なども分析し、ユーザーが「幸せ、怒っている、悲しい、あるいは平静」な状態にあるかどうかを判断します。さらに、「性別、年齢、アクセント」など、ユーザーに関するその他の情報も活用できます。

ユーザーの所在地と年齢が分かれば、Spotify はユーザーが育った頃にその地域で特に人気があった音楽を再生できるようになると考えられます。

この特許は音楽に特化したものですが、Spotifyは音楽以外のサービスも拡充しており、最近では古典文学のオーディオブック版シリーズを追加しました。

Apple Musicでは、ユーザーが気分で検索し、プレイリストをおすすめしてくれます。iOS 14では、気分をブラウズすることもできます。