AppleInsiderスタッフ
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出典:Sina Tech
アップルは、カリフォルニア州クパチーノ本社で次世代iPhoneラインナップを発表する予定のわずか10時間後の9月11日に、中国のジャーナリスト向けに特別なメディアイベントを開催すると発表した。
SinaTech の報道によると、Apple の中国イベントに関する告知は水曜日の早朝に行われ、9 月 11 日午前 10 時(現地時間)に北京で開始予定の特別イベントにさまざまなメディアが参加するよう招待されたという。
9月10日の発表に向けて、同じデザインの招待状が火曜日に米国のジャーナリストに送付された。この発表でアップルは次世代の「iPhone 5S」と「iPhone 5C」と呼ばれる低価格モデルを発表すると広く予想されている。
もしAppleが実際に両方のイベントで新型iPhoneを発表するのであれば、同社の通常の製品発表とは大きく異なるものとなり、中国市場の重要性を浮き彫りにすることになるだろう。中国で別途イベントが計画されているという事実は、廉価版iPhoneモデルに関する噂に信憑性を与えるものだ。このモデルは、プラスチック複合材の筐体と現行世代の内部構造を採用することでコストを削減すると報じられている。
世界最大のスマートフォン市場である中国では、より安価な端末の人気が高まっており、いわゆる「iPhone 5C」はAppleにとって大きな追い風となる可能性がある。中国では、中国人の色彩嗜好の変化に合わせて新色の「シャンパン」カラーが登場すると噂されているiPhone 5Sのようなプレミアムモデルではないものの、5Cは上位ミドルレンジ市場で価格競争力を発揮すると予想されている。
Appleは最近、Xiaomiなどの中国メーカーが製造するより手頃な価格の携帯電話に押され気味だが、世界最大の携帯電話事業者であるChina Mobile(中国移動)はまだiPhoneを取り扱っていない。現在、iPhoneを取り扱っているのは、これまで独占販売していたChina Unicom(中国聯通)と、2012年からはChina Telecom(中国電信)の2社のみだ。
7月、AppleのCEOティム・クック氏は、中国移動(チャイナ・モバイル)の習国華会長を含む通信会社の幹部らと面会し、「協力問題」について話し合ったと報じられた。数週間後、中国移動はAppleとの契約交渉を積極的に進めていると報じられたが、正式な合意はまだ発表されていない。