シェーン・コール
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東アフリカのケニア議会は、国会と上院の代表者と職員が使用するiPad約450台を購入し、ペーパーレス統治への流れに加わる予定だ。
ケニアのナイロビにある国会議事堂の入り口。|出典: Wikipedia
ケニアのスタンダード・デジタル・ニュースの報道によると、タブレット端末の購入は、ケニアの立法機関が議会開催期間中に毎週50万枚以上使用する紙の使用量を削減するのに役立つという。国会議員と上院議員は、大量の議事日程、通知、法案などを印刷する代わりに、デジタルで文書にアクセスできるようになる。
同誌が指摘しているように、Appleのタブレットの価格は、旧英国植民地であるインドでは5万5000シリング(640ドル)から7万シリング(815ドル)の範囲となっている。調達プロセスの結果次第では約35万ドルに達するこの支出は、一人当たり名目GDPが1000ドル未満の国にとっては巨額だ。
ケニアの議員らは、紙の使用量が減るだけでなく、生産性の向上も期待できるため、コストは正当化されると考えている。
「議員の皆様には、参照したい正しい議事規則を入手するという点でも、関係する点について議事規則を検索するだけで済むので、作業が楽になります」と、グラディス・ワンガ議員は買収を承認する12月の公聴会で述べたと伝えられている。
隣国ウガンダは昨年末に国会議員にiPadを配布し、英国下院は2012年にiPadの試験運用を開始した。