Apple、Lightning - 30ピンアダプタの初回注文の出荷を開始

アップルは月曜日、オーストラリアの顧客数名に対し、注文したライトニング-30ピンアダプタが出荷されたこと、到着予定日はiPhone 5の販売が9月に開始されてから約4週間後であることを通知するメールを送信した。

現時点ではiPhone 5にのみ対応しているAppleの新アダプタを購入した人の少なくとも1人が、9月中旬に端末の予約注文が開始されてから3週間以上経った10月9日に出荷予定だとMacRumorsに語った。

Appleによると、iPhone 5や次世代iPodシリーズのような薄型・コンパクトなデバイスを開発するには、従来の30ピンプラグから80%小型化された独自のLightningコネクタへの移行が必要だったという。この新しい規格への移行により、10年近くもの間「Made for iDevice」と謳われてきたアクセサリが事実上時代遅れとなるため、Appleは29ドルのLightning - 30ピンアダプタと、39ドルのケーブル付きバージョンを提供している。

AppleInsiderが最初に報じたように、リバーシブルLightningポートはピンを動的に割り当て、接続されたアクセサリに必要な信号（オーディオやドック用のUSBデータなど）のみを使用します。この高度なプロトコルには認証ハードウェアも搭載されているため、サードパーティメーカーがAppleにロイヤリティを支払わずにアクセサリを製造することは困難です。

Appleは11月に発表予定の「Made for iPhone」ルールに大幅な変更を加えたと言われており、アクセサリメーカーがクリスマス前に新製品を製造する余地はほとんどないか全くないため、AppleのLightningアダプタはアクセサリに縛られているユーザーにとって当分の間欠かせないものになると思われる。