アップルの台湾債券は予想を上回る13億8000万ドルに

アップルの台湾債券は予想を上回る13億8000万ドルに

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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水曜日の報道によると、アップルは台湾での初の債券発行で予想を40%近く上回る13億8000万ドルを調達した。

ロイター通信によると、台北証券取引所はアップルの30年債を6月22日に上場すると発表した。ロイター通信の情報筋は当初、調達額を10億ドルから12億ドルと見積もっていたが、その数字はまだ確定していなかった。

予想通り、この債券は2年後に償還可能となる。ロイターは最終的な利回りは報じていないが、以前の情報筋によると、需要が旺盛だったため、当初想定されていたよりも低い4.15%という数字が伝えられていた。

一方、アップルは今回の債券発行による資金の使途を明らかにしていない。しかし、これまでの債券発行と同様に、投資家への資本還元プログラムの資金に充当されるものとみられる。このプログラムは4月に500億ドル増額され、2500億ドルとなった。

先週、アップルはオーストラリアで2度目の債券発行を開始し、その時点で14億2500万豪ドル(10億4000万米ドル)の調達額が推定された。同社は過去1年ほどの間に、英ポンドや日本円を含む複数の通貨建て債券を発行してきた。