AT&T Power DrumはiPhoneとApple Watch用のポータブルワイヤレス充電を提供します

AT&Tは、iPhoneとApple Watchを同時にワイヤレス充電できるポータブルバッテリーパック「Power Drum」の発売を準備しており、これによりユーザーは移動中にAppleデバイスに追加の電力を供給できるようになる。

FCCおよびQiワイヤレスパワーコンソーシアムの申請書類に記載されているAT&T Power Drumは、コンパクトなサイズで充電機能を提供することを目指しています。円筒形のユニットの外縁にはApple Watchをストラップで固定でき、本体部分は平らな面とストラップをしっかりと固定するための溝が付いています。また、パワーバンクを平らな面に置くと、片側にiPhoneを置くことができます。

Zatz Not Funnyによると、このデバイスは「一部のワイヤレス充電デバイス」に最大10ワット、Apple Watch本体に最大5ワットの出力が可能とのことだ。提出書類に添付されたパッケージには、3,000mAhの容量があり、microUSBで充電できることが記されている。

また、このドラムはApple Watch Series 3以前のモデル向けに作られていると記載されていますが、Apple Watch Series 4については言及されていません。ただし、このモデルにも互換性がある可能性はあります。この充電器はApple Watchのナイトスタンドモードにも対応しており、平らな縁にはマグネットが内蔵されているため、充電中にApple Watchをしっかりと固定できます。

実装は全く同じではありませんが、Power Drumは1つの充電器で複数のデバイスを充電できるという可能性を秘めているようです。これは、iPhone、Apple Watch、AirPodsの充電ケースを同時に充電できるとされていたAppleの充電パッド「AirPower」の登場を待ち望んでいる人にとっては魅力的かもしれません。2017年のiPhone Xイベントで予告され、2018年の発売が約束されていたにもかかわらず、Appleはこのアクセサリの出荷を見送ったようで、オンライン上の関連情報は事実上すべて削除されています。