Apple、インドのサポートセンターを閉鎖 | AppleInsider

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報道によると、アップルコンピュータはインドに大規模な研究開発・サポート施設を設立する計画を撤回した。

3月にインドの報道機関によって明らかにされたバンガロールを拠点とする施設では、今年末までに1,500人もの従業員を雇用し、2007年末までには3,000人以上に増えると噂されていた。

インディア・タイムズ紙によると、アップルは4月にこの施設を導入し、アップル・サービス・インディア社(Apple Services India Pvt Ltd)という名称で30名のスタッフを擁して業務を開始した。このアップル子会社は、大規模な技術サポートおよびソフトウェア開発施設へと急速に拡大する予定だった。

しかし報道によれば、アップルは5月29日、「事業を再評価し、インドでの事業撤退を検討している」として、現従業員全員を解雇する計画を発表したという。

報道によると、アップルは従業員に対し2か月分の給与を退職金として提示し、6月9日にすべての請求を解決する予定だという。

「当社は計画を再評価し、計画していたサポートセンターの拡大を他国で行うことに決めた」とアップルの広報担当スティーブ・ダウリング氏は語った。

インドのサポートセンターを廃止するという決定は、Apple が米国で最近行ったいくつかの不動産買収と関係がある可能性がある。

2月、Macメーカーの同社はカリフォルニア州ニューアークにある107,000平方フィート(約1万3,000平方メートル)のTier IVデータセンターを推定4,500万ドルから5,000万ドルで買収した。元々はMCIワールドコム向けに建設されたこの精巧な施設は、最高レベルの冗長性とセキュリティを備えている。買収の理由はこれまで明らかにされていない。

さらに最近では、同社はカリフォルニア州クパチーノの現在の本社から約1マイル離れた場所に50エーカーの新しいキャンパスを建設する計画を発表した。3,000人から3,500人の従業員を収容するこの複合施設の設計と建設には3年から4年かかると予想されている。