ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
CatalystはiPadとMacの間でのアプリの移植を簡素化することを目的とし、両プラットフォーム上のアプリの品質を向上させる可能性を秘めていると、Appleのソフトウェアエンジニアリング責任者であるクレイグ・フェデリギ氏は、木曜日に公開されたポッドキャストのインタビューで語った。
フェデリギ氏はAppStoriesのフェデリコ・ヴィティッチ氏との会話の中で、これまで多くの開発者は、関連するフレームワークのせいでmacOSかiOSのどちらかに特化せざるを得なかったと述べた。「専門知識を獲得し、投資するには、相当な努力が必要だった」と同氏は振り返る。
その結果、多くの優れた iPad アプリが Mac に登場していないが、Mac に届けるために少し余分な作業を行うのは「考えるまでもない」ことなので、その作業の成果がより大きくなると分かっている開発者が iPad で「より深く」取り組むというフィードバック ループが発生する可能性がある、と彼は主張した。
フェデリギ氏は、Catalystの前身であるMarzipanに対する当初の厳しい反応の一部は、根本的な技術的問題ではなく、Apple側の設計上の判断ミスに起因するものだと付け加えた。HomeやApple Newsなど、同社が最初にMarzipanから移行した機能は、マウスやキーボードに最適化されていないミニマリスト的な移植版だと批判されることもあった。
Catalystに貢献しているのは、開発作業を最小限に抑えるように設計されたSwiftUIです。フェデリギ氏は、この技術をダークモードなどの新機能をサポートするために必要なコード量の「大幅な削減」だと表現しました。「完全に流動的」で「完全に可逆的」であるため、通常のSwiftコードに自由にコンテンツを組み込むことができるとフェデリギ氏は続けました。
「とにかくうまく機能するんだ」とフェデリギ氏は語った。
同幹部は、watchOS開発者がこれまでApple Watchのファーストパーティアプリで見られるようなフレームワークのパワーを活用できていないことを認めた。SwiftUIによってそれが解決されたと彼は述べ、さらにwatchOS 6のスタンドアロンアプリと専用App Storeのおかげで「Watchアプリにとって新しい時代が到来するかもしれない」と示唆した。