ダリル・ボックスバーガー
· 1分で読めます
WWDC 基調講演での予告に続き、Apple は iOS 16 のロック画面ウィジェット、WeatherKit API、Xcode Cloud などをサードパーティの開発者に提供しました。
WWDC 2022の基調講演の終了直後、Appleはアプリ開発者向けにさまざまなAPIとユーティリティのリリースを発表しました。
ロック画面 API は、開発者がアプリの情報を組み込み、iOS 16 のロック画面に表示できるようにするのに役立ちます。
Xcode Cloud により、開発チームはアプリの構築とデータのコンパイルをクラウド上で実行できるようになります。また、チームメンバー、共同作業者、同僚がいつでもアプリのコードベースに貢献し、変更を加えることも可能になります。
消費者向けのiCloudと同様に、ローカルストレージ容量が解放され、開発チームは最新のAppleハードウェアをシミュレートした上で大規模なテストを実施できるようになります。また、TestFlightを使ってビルドをユーザーへ簡単にデプロイできるようになります。
Xcodeの新バージョンでは、ビルド速度が最大25%高速化し、アプリのフットプリントは30%縮小しました。新しいマルチプラットフォームターゲットオプションでは、SwiftUIでiOS、iPadOS、macOS、tvOS向けにワンタッチでコンパイルできます。
Swiftには正規表現処理機能と、Swift Package Managerによる最適化されたパッケージ管理のサポートが付属しています。これにより、開発者はカスタムコマンドを簡単に実行できるようになります。
SwiftUIのナビゲーションAPIが改良されました。カスタムレイアウトを使用すると、開発者はアプリに合わせてカスタマイズされたレイアウトを作成できます。Swift Chartsはカスタマイズ可能で、開発者にとって最適なデータの視覚化を実現します。
これらのリリースにはMetal 3も含まれています。ファイルの取得時間を最適化し、グラフィックスのアップスケールに役立ちます。
WeatherKitは、これまでApple Watchでのみ利用可能だったデータを、開発者向けアプリに統合するのに役立ちます。これは、Appleが2020年に取得したDark Sky APIのデータを活用しており、開発者向けに再び利用可能になりました。
これらの新しいユーティリティは、現在登録開発者向けに公開されているプライバシー重視の広告およびシステム機能APIに加わります。プレスリリースに含まれる主なAPIは次のとおりです。
- ロック画面のウィジェット
- ライブテキスト
- コラボレーションツール
- パスキー
- マップキット
- フォーカスフィルター
- 自動ショートカット
- ウォッチOS9
- ルームプラン
- ライブアクティビティ
デビューした API は月曜日から開発者に利用可能になります。