ガネットがジャーナリスト向けに数千台のiPhoneやiPadを備蓄していることが明らかに

ガネットがジャーナリスト向けに数千台のiPhoneやiPadを備蓄していることが明らかに

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USA Todayの親会社であるガネット社から流出したメモによると、同社が最近、ジャーナリストのリアルタイム報道、ビデオストーリーテリング、ソーシャルメディアへの参加を支援するために数千台のiPhone 4SとiPadデバイスを購入したことが明らかになった。

同社とは提携関係にないガネット・ブログは水曜日、ガネットの米国新聞部門社長ボブ・ディッキー氏からとされる、同社の新たな技術戦略の詳細を記したメモを公開した。

メモによると、同社は今週、iPhone 4S、iPad 2、ネットブックなどを含む「数千台の新デバイス」を記者向けに購入した。マイク、MiFi無線インターネットホットスポット、ケーブルといった様々なアクセサリも購入され、取材に必要な装備が整えられている。これらの機器は2012年1月に全米のニュースルームに届く予定だ。

「これらの新しいツールは、リアルタイム報道、ソーシャルメディア、ビデオストーリーテリングの重視といった機敏性が求められる新たなニュースサイクルの要求にジャーナリストが応える助けとなり、競争上の優位性をさらに高めるだろう」とメモには記されている。

これらのデバイスの一部は、ガネットの各地域情報センターにデジタルワークステーションを作成し、「特にタブレットやスマートフォンなどのデジタルチャネルを通じて提供するコンテンツ体験を監視する」ために使用される予定だ。

報道によると、ジャーナリストたちは、この取り組みの効果を最大化し、ディッキー氏が「まだ想像もできない」ような新しいことを行えるように、2012年初頭に機器の使用方法に関するトレーニングを受ける予定だという。

ガネットの最高執行責任者グラシア・マルトーレ氏は今年初め、iPad はUSA Todayにとって「本当にプラス」であったと語ったが、これは同社の iPad アプリがニュース配信に成功したことを指し、タブレットがニュース作成に役立ったことではない。

USA Todayは昨年、iPad向けコンテンツ配信へのシフトの一環として、過去最大の刷新を実施した。発行部数の減少に直面し、紙媒体からデジタル媒体への注力へと転換し、130人の従業員を削減した。来年初めには数千台のiOSデバイスが発売される予定で、ガネットはテクノロジーと共に進化していくための取り組みを強化している。