ケビン・ボスティック
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ベスト・バイとサムスンは、現在ベスト・バイの店舗内にミニチュア版アップル・ストアが設置されているのと同じように、1,400以上のベスト・バイ店舗にサムスンのミニストアを展開するために提携することを確認した。
Samsung Experience Shopのサンプルを示すインスタレーション。提供:Samsung。
サムスンは本日、プレスリリースで、両社が提携し、全米のベスト・バイ店舗に「Samsung Experience Shops」を導入することを発表した。この提携は4月8日に500店舗のミニストアをオープンすることから始まり、5月初旬までにベスト・バイとベスト・バイ・モバイルの900店舗にサムスンストアが設置される予定だ。残りのベスト・バイ店舗にも初夏までにサムスンストアが設置される予定だ。
両社の提携の噂は3月下旬に浮上し、木曜日のニュースでは今後オープン予定のミニストアに関するさらなる詳細が明らかになった。
ミニストアではサムスンのモバイルデバイスがメインの展示となりますが、サムスンの幅広い製品ラインへの入り口としても機能します。スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、インターネット接続カメラ、アクセサリーなど、サムスンの幅広い製品ラインナップが展示されます。
サムスンのエクスペリエンスショップは、ベストバイの大型店舗の入り口付近に約460平方フィートのスペースを構えます。サムスンは、製品デモンストレーションや基本的な製品サービスのサポートについて特別な訓練を受けた専任のサムスンエクスペリエンスコンサルタントを店舗に配置します。
このミニストアへの進出は、ベスト・バイで唯一優良な位置を占めるアップルとの競争において、サムスンにとって有利となるだろう。サムスンは、全米でアップルが持つ大規模な店舗展開をすぐに再現することはできないが、米国最大の家電量販店であるベスト・バイで存在感を示すことは、米国人口の約70%がベスト・バイから10マイル(約16キロメートル)以内に居住していることを考えると、アップルの本拠地である米国におけるサムスンの「マインドシェア」向上に大きく貢献する可能性がある。
世界中で販売されるスマートフォンではサムスンが約40%の市場シェアで総合トップである一方、米国市場ではアップルが38%のシェアで堅固なリードを保っており、サムスンは21%となっている。
この状況を覆すべく、サムスンは今年、アメリカ市場での競争を激化させることに注力している。この韓国の複合企業体は、新たな主力スマートフォンを初めて米国で発売し、Galaxy S4を米国でトップの端末にすることを目指した大規模なマーケティングキャンペーンを準備していると言われている。