HomePodは成長を続ける米国スマートスピーカー市場の6%を占める

HomePodは成長を続ける米国スマートスピーカー市場の6%を占める

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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新たな調査データによれば、HomePodは12月四半期の米国スマートスピーカーのインストールベースの6%を占めたとのことで、より安価な代替品が溢れる新興市場で、AppleがAmazonやGoogleに対して苦戦を強いられていることが浮き彫りになった。

2018年末までに米国の家庭に設置されたスマートスピーカーは6,600万台と推計され、そのうち約396万台がHomePodだったと、コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP)が火曜日に発表した。AppleはHomePodの公式出荷台数を発表していないが、CIRPの数字はHomePod、Amazon Echo、またはGoogle Homeを所有する500人のアメリカ人を対象とした調査に基づいている。

この基準では、AmazonとGoogleがそれぞれ70%と24%のシェアで大きくリードしている。

「AmazonとGoogleはどちらも、ベーシックからハイエンドまで幅広いモデルラインナップを揃えており、Amazonはさらに豊富なバリエーションを用意している」とCIRPの共同創業者ジョシュ・ロウィッツ氏は述べている。「もちろんAppleはプレミアム価格のHomePodしか持っておらず、Echo DotやHome miniに近いエントリーレベルの製品を投入しない限り、大きなシェアを獲得することはできないだろう。」

DotとMiniはそれぞれ約49ドルで、音声検索やスマートホームコントロールに主に関心のある人にとっては購入しやすい価格です。HomePodははるかに優れた音質を備えていますが、モデルは1種類だけで、Appleでは349ドル、Best Buyなどの小売店ではそれよりやや安く販売されています。

1年近く前から、HomePodの低価格モデルが登場するという噂が飛び交っています。もし実現すれば、価格は150ドルから200ドル程度になる可能性があり、Siri対応のBeats製品として販売される可能性もあります。

価格の高さに加え、HomePodはAppleのエコシステムへの依存度が高すぎるという批判も受けています。iOSデバイスの設定が必要で、ネイティブでサポートされている音楽サービスはApple Musicのみであるのに対し、EchoやHomeではSpotifyやPandoraといったサービスから選ぶことができます。Echoユーザーは最近、Apple Musicも新たな選択肢として追加されました。