iPhone 7 Plusの好調な普及により平均販売価格が上昇、Appleの12月四半期決算も好調

iPhone 7 Plusの好調な普及により平均販売価格が上昇、Appleの12月四半期決算も好調

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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アナリストは火曜日、iPhoneの出荷台数は12月四半期ではウォール街のコンセンサスを下回る可能性があるものの、Plusモデルに対する消費者の支持が高いことで、同製品によるAppleの収益は増加するはずだと指摘した。

UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏のメモによると、米国で行われたコンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズの最近の調査によると、iPhone販売台数に占めるPlusモデルの割合は42%で、前年の26%から増加している。PlusはiPhone 7の中で唯一、デュアルレンズカメラを搭載し、iPhoneとして初めて光学ズーム機能を搭載しているほか、背景をぼかすポートレートモードも搭載している。

CIRPはまた、62%の人がストレージのアップグレードに追加料金を支払うことを選択していることも明らかにしました。これはPlusの好みと相まって、Appleの平均販売価格(ASP)を押し上げる可能性があります。UBSの目標価格は693ドルで、コンセンサス予想の685ドルを上回っています。

つまり、UBSは世界のiPhone販売台数を7,600万台と予想しているのに対し、市場予想は7,800万台であるにもかかわらず、UBSは収益を778億ドルと予想している。これは市場予想の774億ドルを上回り、アップル自身の予想である760億ドルから780億ドルの上限に当たる。

アップルにとってのその他の支援要因としては、Androidからの乗り換え率が「安定」していることや、買い替えサイクルが明らかに長期化していないことなどが挙げられている。実際、CIRPによると、12月四半期の利用者の54%が購入から2年以内のスマートフォンを所有しており、これは2014年の49%から増加している。

UBSはApple株を「買い」推奨とし、目標株価を127ドルとした。同社は3月期と6月期のiPhone出荷台数予測をそれぞれ5,500万台から5,200万台、4,400万台から4,200万台に下方修正したが、投資家がAppleの新会計年度について楽観的な見方を維持すれば、この予測は問題にならないかもしれないと示唆している。

同社は1月31日に12月四半期の公式業績を発表する予定で、それに続いてCEOのティム・クック氏とCFOのルカ・マエストリ氏が主催する電話会議が開催される見込みだ。