ウィリアム・ギャラガー
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AppleのiPhone 15 Pro Max
日本のスマートフォン市場は2023年末時点で前年比3.5%減少しているが、AppleのiPhoneは依然として全売上の約半分を占め続けている。
AppleのiPhoneが日本で初めてスマートフォン販売チャートのトップに躍り出てから12年が経ち、近年は国内スマートフォン全体の49%から51%を安定的に占めています。IDCによると、この割合は2023年第4四半期も継続し、Appleは市場シェア51.9%を占めると予想されています。
しかし、スマートフォン全体の販売台数は、2022年の同時期と比較して3.5%減少し、830万台となった。IDCによると、2023年の4四半期すべてで前年比で減少したが、スマートフォンの出荷台数が800万台を超えたのは第4四半期のみだった。
「アップルの牽引により、今年後半に需要は改善し始めた」とIDCのアナリストは記し、「円安と通信事業者の在庫調整により、インフレの影響が減少することを示している」としている。
この改善とIDCによる「(Appleの)iPhone 15シリーズへの強い需要」の報告にもかかわらず、市場の縮小により、Appleの2023年の売上高は6%減少した。これは、スマートフォンメーカー上位5社の中で最も小さい減少率だった。
2023年第4四半期は、1社を除き全ベンダーが前年同期比で減少しました。それでもなお、Appleの51.9%の市場シェアは、上位5社の他、他のすべてのベンダーの合計よりも高い水準です。
AppleのiPhoneは日本で他のすべてのライバル製品よりも売れている(出典:IDC)
しかし、Googleの市場シェアは2022年の1.5%から2023年には10.7%に上昇し、3位に躍進しました。これにより、Googleは売上高を527%伸ばした唯一のベンダーとなりました。
IDCジャパンの市場アナリスト、印部正文氏は、「日本はこれまで、ローカルベンダーが非常に強い市場でした」と述べています。「しかし、スマートフォン市場における競争が激化する中で、折りたたみ式スマートフォンやAIスマートフォンなど、製品開発や競争力において、日本のローカルベンダーはグローバルベンダーとの競争が徐々に困難になりつつあります。」
上位5社のうち、日本企業には、市場シェア10.9%で2位のシャープが含まれる。日本の京セラグループと、日本の富士通を含むレノボは、5.4%で5位タイとなっている。
直接比較はできないものの、2023年第4四半期の日本の3.5%の減少は、少なくとも2024年の最初の6週間に中国が経験した前年比7%の減少よりはましです。