エピックは、アップルが米国のApp Storeの裁判所命令に従うのに十分な努力をしていないと主張している

エピックは、アップルが米国のApp Storeの裁判所命令に従うのに十分な努力をしていないと主張している

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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Epic Gamesは裁判所への提出書類の中で、Appleは裁判所命令に従っておらず、開発者がユーザーをApp Store外のサブスクリプションに誘導できるようにするためにさらなる措置を講じる必要があると主張している。

長引くEpic Games対Appleの法廷闘争は2024年1月中旬に終結した模様だが、「フォートナイト」の開発元であるEpic Gamesは新たな不遵守通知を提出し、法廷侮辱罪の申し立てを行う意向を表明した。Epic Gamesの訴えは、AppleのEUにおける新しいApp Store規則に対する「悪意ある遵守」を訴えた訴状と類似している。

最高裁判所がEpicとAppleのどちらの控訴も却下したため、Appleは下級裁判所の反誘導判決に従う必要が生じました。具体的には、Appleは開発者がアプリを通じて顧客に代替案やその他のオファーを伝えることを今後禁止しなくなりました。

2024年1月16日現在、Appleはまさにこれを実行しました。ただし、その影響を軽減するための制約が課されています。開発者はAppleに「Link Entitlement」と呼ばれる制度を申請する必要があり、申請が許可された場合でも、米国のiOSおよびiPadOS App Storeでのみ代替リンクを提供できます。

開発者は、非常に限定された状況下でのみ、より安価な外部決済オプションがあることを一度だけ言及できます。さらに、Appleはユーザーが外部リンクから購入した場合に開発者に課す手数料を削減していますが、削減幅はわずか3%です。

「2024年1月16日、最高裁判所はAppleの控訴状請求を却下し、これにより差止命令に対する控訴は終わりました」とEpic Gamesは提出書類の中で述べている。「Appleは『UCL差止命令遵守通知』と題する文書を提出し、その中で新しいApp Storeレビューガイドラインを説明し、『2024年1月16日時点で、Appleは差止命令に完全に準拠している』と主張しました。」

「原告および反訴被告のEpic Games, Inc.(以下「Epic」)は、Appleが差止命令を遵守していると主張していることに異議を唱えており、Appleが遵守していない根拠を示し、本裁判所に適切な救済を求める申し立てを提出する予定であることにご留意ください」と続く。

Epic社はまた、それぞれの側が法廷で主張を述べるための陳述スケジュールについてApple社と協議中であるとも述べている。