噂:ビーツCEOがティム・クックの「特別顧問」としてアップルに加わる交渉中

噂:ビーツCEOがティム・クックの「特別顧問」としてアップルに加わる交渉中

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Beatsの共同創設者、ジミー・アイオヴィン。| 出典:ビルボード

AppleがBeats Electronicsの買収を協議中だという噂が以前からあったが、新たな報道によると、この音楽会社の共同設立者であり長年音楽業界の重役を務めてきたジミー・アイオヴィン氏が、クパチーノのテクノロジー大手に加わり、CEOのティム・クックの特別顧問に就任する交渉中だという。

アップルが32億ドルでビーツを買収する噂が木曜日にメディアの激しい非難を引き起こした後、ニューヨークポスト紙はアイオヴィン氏がアップルで「特別顧問」の役割を引き受ける協議を行っていると報じた。

Beats買収と同様に、詳細は不明だが、同誌は関係筋の情報として、買収が成立した場合、アイオヴィン氏がクック氏に「クリエイティブ面」の助言を行うと報じている。同氏のアドバイザーとしての職務内容は不明だ。

また、この音楽界の大物がどのようにしてAppleに参入しようとしているのかも不明だ。あくまで憶測に過ぎないが、買収が実現すれば、アイオヴィン氏はいわゆる「買収による雇用」として入社する可能性がある。

現在、Beatsでの職務に加え、ユニバーサル ミュージック グループ傘下のインタースコープ・ゲフィンの会長も務めるアイオヴィン氏は、音楽業界で長年のキャリアを持ち、数々の著名アーティストを擁している。しかし、彼の経歴をもってしても、なぜAppleが彼をチームに必要とするのかは不明だ。

2013年のインタビューで、アイオヴィン氏はスティーブ・ジョブズ氏と「非常に親しかった」と語り、故アップル共同創業者にサブスクリプション型の音楽サービスを売り込もうと3年間を費やしたと明かした。その後、BeatsはBeats Musicを、アップルはiTunes Radioを立ち上げた。これらは音楽ストリーミングサービスに対する全く異なるアプローチだ。

AppleによるBeats買収の噂は既に評論家や業界ウォッチャーから疑問視されており、アイオヴィン氏の特別顧問としての役割に関する関連する主張も同様に疑わしいものとなっている。