ロジャー・フィンガス
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今のところ、アマゾンはケーブルテレビとテレビ放送チャンネルの「スキニー」バンドルを提供する計画を断念したとされているが、これは予想される利益率の低さと、アップルのバンドルを中止させたのと同じ問題、つまりネットワークからの抵抗のせいだ。
ロイター通信の情報筋によると、交渉では、ネットワーク側がアマゾンに対し、バンドル契約に「弱い」チャンネルを含めるよう要求したことをめぐり、両者は対立した。これはケーブルテレビや衛星放送事業者との交渉ではよくあることだが、アマゾンは譲歩せず、チャンネル数を絞り、低価格で販売できると主張したという。
Apple自身の取り組みも同様の理由で2015年に頓挫した。同社はSling TVやPhiloのようなサービスに匹敵する、月額30ドル未満のチャンネルを12チャンネル程度提供することを目指していたと報じられている。
アマゾンはまた、獲得した加入者数に応じた割引など、エンターテインメント業界には馴染みのない条件も求めていた。
情報筋によると、同社はネットワークの衰退を待つつもりだという。同社は、従来のケーブルテレビや衛星放送の加入契約が徐々に減少し、より多くのコンテンツがオンラインに移行していくと予想しており、Amazon Channelsがその流れを汲むことを期待している。現在、ChannelsはHBOやShowtimeといった個別のネットワークへの加入契約を提供しているが、単一のアプリで視聴できるという利便性も備えている。
一方、アップルは、リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストン主演の朝のドラマや、スティーブン・スピルバーグ監督の「アメイジング・ストーリーズ」のリメイクなど、高予算のオリジナルテレビ番組の制作を進めている。これらのコンテンツは2019年に初公開され、アップルデバイスを持つすべての人が視聴可能になる見込みだ。