アップルのiPod担当責任者が辞任へ - 報道

アップルのiPod担当責任者が辞任へ - 報道

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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ウォール・ストリート・ジャーナル紙が火曜日に報じたところによると、iPod とアップルのオーディオ戦略の創始者と広くみなされているトニー・ファデル氏が、個人的な理由で同社を退社するという。

アップル社はこの件についてコメントを控えたが、金融紙は事情に詳しい関係者の話として、アップル社の後任には、物議を醸しながら最近IBM社から引き抜かれた一流の半導体設計者、マーク・ペーパーマスター氏が就くだろうと報じた。

ファデル氏は2001年にiPodハードウェアエンジニアリングチームの初代メンバーとしてAppleに入社し、2004年にiPodエンジニアリング担当副社長に昇進した。同氏は2006年4月からAppleのiPod部門の上級副社長を務めている。

1990年代、ファデルはFuseという会社を設立しました。同社は、一般消費者向けの新しい家電製品の開発を目指していました。その製品の一つが、ハードディスクベースのデジタル音楽プレーヤーでした。

Fuseの資金が尽きると、ファデルは他社でガジェットを開発する可能性を模索しました。2000年にRealNetworksに入社しましたが、わずか6週間で退社しました。次に彼がアプローチしたのはAppleでした。

ファデル氏はiPodブームを主導する一方で、初代iPhoneの開発にも尽力し、同社在職中はiSightなど他の小型製品も監督した。

ファデルにとって大きな転機となったのは、2005 年 10 月 14 日、アップルが、退任するジョン・ルビンスタイン氏の後任としてファデル氏を iPod 部門の上級副社長に任命すると発表したときだった。

ファデル氏は自身の研究で 20 件を超える特許を申請しており、そのうちのいくつかはAppleInsiderで取り上げられています (1、2、3、4、5、6) 。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ファデル氏はアップル退社後に休暇を取る予定だが、コンサルタントとして同社に留まる可能性もあるという。