アマゾン、アップルのメッセージに対抗するモバイルメッセージングサービスを開発中

アマゾン、アップルのメッセージに対抗するモバイルメッセージングサービスを開発中

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アマゾンは先週、テキストやビデオチャット、音声通話、グループタスク、ソーシャルネットワーキング機能などを備えた「Anytime」と呼ばれる新しいモバイルメッセージングプラットフォームに搭載してほしい機能について顧客に問い合わせを始めた。

AFTVNewsによると、既存顧客が閲覧したアンケートにはサービス内容を説明するスライドが含まれており、Anytimeのローンチが近いことを示唆しているようだ。他のスタンドアロン型メッセージングプラットフォームと同様に、AmazonのAnytimeもiOSとAndroidの両方でデビューすると予想されている。

ブログに掲載された画像から判断すると、Anytimeはソーシャルネットワーキングの要素を組み込んだオールインワンのメッセージングソリューションのようです。例えば、暗号化されたテキスト、ビデオ、音声チャットに加え、「@」メンション、フィルター、特殊効果などを使った写真や動画の公開共有機能も備わっており、InstagramやTwitterといったサービスに欠かせない機能となっています。

報道によると、Anytimeにはゲーム、音楽鑑賞、食事の注文、位置情報の共有といったグループ機能も組み込まれる予定だ。Amazonの製品であるこのプラットフォームは本質的に商取引と結びついており、企業とのコミュニケーション、レストランの予約、Amazonのインターネットショッピングポータルを通じた商品の注文などを容易にすることが期待されている。

Amazonが連絡先をどのように統合する予定かは不明ですが、案内スライドには「名前だけで」他のユーザーと連絡を取ることができると記載されています。電話番号は必須ではないようです。これは、Amazonがユーザーにメールアドレスの認証情報を使ってサービスに登録してもらうか、既存のソーシャルネットワークやメッセージングアプリに便乗させるのではないかと推測されます。

Amazonは、今年初めにエンタープライズユーザー向けにリリースされたクロスプラットフォーム製品であるChimeビデオ会議サービスをベースに開発を進めている可能性があります。あるいは、AnytimeはAlexaが最近リリースしたメッセージング機能と通話機能を取り入れている可能性もあります。

Amazon の調査で示唆された機能は、iOS 11 で iPhone および iPad に搭載される新機能とほぼ一致しています。Apple は、この次期オペレーティングシステムで、高度なコンピュータービジョン技術を活用した写真フィルターや特殊効果、Apple Music によるソーシャルミュージック共有、メッセージの iCloud 同期、1 対 1 の Apple Pay 決済など、多数の新機能を追加する予定です。