オーストラリアの労働組合、賃金と福利厚生をめぐりアップルストアのストライキを要求

オーストラリアの労働組合、賃金と福利厚生をめぐりアップルストアのストライキを要求

William Gallagher's profile pictureウィリアム・ギャラガー

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アップル・チャールズタウンは、ストライキが行われると予想される3店舗のうちの1つである。

アップルとの交渉が行き詰まっている模様で、オーストラリアの複数のアップルストアの従業員約150人が10月18日に1時間のストライキを行うと予想されている。

労働者、労働組合、そしてオーストラリアの公正労働委員会からの圧力を受けて、アップルは2022年9月に地元の労働組合と交渉することに合意した。双方は交渉期間の延長に同意したものの、その期間は解決に至らないまま終了した。

ロイター通信によると、オーストラリア小売・ファーストフード労働組合(RAFFWU)のApple Store組合員がストライキを行う予定だ。組合員150名は、国内のApple従業員約4,000人のうちごく一部だが、彼らのストライキはオーストラリア国内のApple Store 22店舗のうち3店舗に影響を与えると予想されている。

「本日、その(交渉期間の)終わりを迎えましたが、まだ満足のいく合意には程遠い状況です」とRAFFWU連邦書記長ジョシュ・カリナン氏はロイター通信に語った。「そのため昨夜、組合員らは全員一致でその道を承認しました。」

「大規模な労働者集団がストライキを起こせば、影響が出るだろう」とカリナン氏は続けた。

チャールズタウン、チャームサイド、ブリスベンシティの各Apple Storeでは、現地時間午前10時から1時間のストライキが行われます。ストライキ期間中、ストライキ中の従業員は、その他多くの活動に加え、以下の活動を行います。

  • 配達は行いません
  • ビジネスサービスを宣伝しない
  • キャリア契約に関連する業務は一切行いません
  • 消費者金融に関する業務も一切ありません

また、AirPodsを含む少なくとも特定の製品に対するデバイス診断テストや技術サポートなど、Apple Storeの非常に多くの機能が部分的に禁止されています。

禁止されている活動および部分的に禁止されている活動の詳細は、組合のウェブサイトに掲載されています。また、RAFFWUの交渉事項の全リ​​ストもオンラインで公開されています。

組合は賃金や福利厚生など、多方面で交渉を行っている。協議の中心となっているのは、組合が時給31豪ドル(19.57米ドル)の最低賃金の実現と、労働者の就業時間設定を求めていることである。

アップルはロイター通信に対し、同社が提案する最低賃金は業界最低賃金より17%高いと述べた。また、同社は労働時間に関する問題にも異議を唱え、主張とは裏腹に、フルタイム従業員には週末休暇が保証されていると主張している。

アップルの広報担当者は「当社は、非常に充実した報酬と福利厚生、年次株式付与、包括的な休暇制度など、(従業員に)可能な限り最高の経験を提供することに尽力しており、これらはすべてオーストラリアの業界基準を上回っている」と述べた。

これとは別に、アップルは現在、ニューヨークでの反組合的戦術をめぐり、米国全米労働関係委員会から苦情を申し立てられている。