プリンス・マクリーン
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アップル社は、アイコンの重要性を示す手段として、同じウィンドウ内で異なるサイズのアイコンを表示できる、Mac OS X Finder ユーザーインターフェースの拡張機能を開発したことが、最近の特許出願で明らかになった。
「しかし、アイコンサイズの変更は、フォルダやウィンドウなどのコンテナ内のすべてのアイコンに対して普遍的に行われるため、このようなサイズの違いは、アイコンが表すファイルやプログラムの相対的な重要度を示すものではありません」と同社は述べている。「したがって、より情報量が多くパーソナライズされたユーザーインターフェースを提供するためには、システム内の他のアイコンと比較したアイコンの相対的な重要度をユーザーに説明する方法が望ましいのです。」
Appleは、ユーザーの好み、またはアイコンが表すオブジェクトの特性に基づいてアイコンのサイズを調整できるユーザーインターフェースを開発したと述べています。出願書類には、「アイコンのサイズ調整がユーザーの好みに基づいて行われる場合、相対的なサイズ調整スキームまたは任意のアイコンサイズ調整スキームを使用して、アイコンのサイズを可変に調整することができます」と記載されています。
Macメーカーの発明には、表示装置内でオブジェクトを表すために任意のサイズのアイコンを効率的に用いる方法と関連装置が含まれています。Appleは、「この目的のため、本発明に従ってユーザーが様々なアイコンを任意のサイズに設定することで、アプリケーションやファイルの重要度の分類、および/またはアイコンで表されるファイルのサイズを効果的に表現できるアイコン表現が生成されます」と述べています。
さらに、新しいアイコンインターフェースでは、グループ化された複数のアイコンのサイズをユーザーが1つの設定値で指定できるようになります。例えば、上の画像にあるように、「BBEdit Startup Items」と「BBEdit FTP Temp」というラベルが付いたアイコン46と48は、複数のアイコンがグループ化され、サイズが均等に設定されていることを示しています。これは、最も小さいアイコン50~57にも当てはまります。
同社によれば、ユーザーがサイズ調整する各アイコンの相対的なサイズを選択すると、Apple のアイコン サイズ調整アプリケーションが、ディスプレイ デバイスに表示される各アイコンの相対的なサイズを計算するという。
「可変サイズのアイコンを持つコンピュータのグラフィカル・ユーザー・インターフェース」と題されたこの出願は、Apple ユーザー・インターフェース・デザイン・チームのメンバーである Arnaud Gourdol 氏と Donald Lindsay 氏によるものである。