マイク・ピーターソン
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CNBCの「マッド・マネー」司会者ジム・クレイマー氏は、アップル、アルファベット、アマゾンなどの大手テクノロジー企業の株は、強固なバランスシートと財務実績により、債券よりもはるかに優れた富の貯蔵庫であると語った。
テレビタレントで元ヘッジファンドマネージャーの彼は、 CNBCの番組の最近のエピソードでこの主張を展開し、投資家が「株式と債券に関する概念を再考する」必要があるかもしれない理由の例として大手IT企業の株を挙げた。
「今年はバトンタッチの瞬間を目撃している。1982年当時、国債の利回りが2桁だった頃は、債券は最も安全な資産だった」とクレイマー氏は述べた。「今では債券はリスク資産であり、おそらく誰もが考える以上にリスクが高い」
クレイマー氏は、自身がフォローしている多くの大企業にとって、株式は債券よりもはるかに安全だと述べた。つまり、フェイスブック、アップル、アマゾン、マイクロソフトといった大手テクノロジー株は「はるかに安全な資産運用先」だということだ。
彼は、すべての企業がそうであるとは限らないと警告しつつも、大手テクノロジー企業の保有する現金はほとんどの国よりも多く、マイクロソフトは1380億ドル、アルファベットは1330億ドル、アップルは1920億ドルだと述べた。
「彼らは大不況を乗り越えた。そして何が起きたか?彼らはより強くなって立ち直った。他の国々はそうではなかった」とクレイマー氏は述べた。「この大規模なパンデミックにおいて、彼らは単に繁栄しているだけでなく、信じられないほどの数字を上げているのだ。」
クレイマー氏は、フェイスブック、アップル、アマゾン、マイクロソフトは「現代のフォートノックス」だと付け加えた。
「マッド・マネー」の司会者は、これは全く新しい理論だと認めながらも、この時代の本当の教訓は「株式こそが政府の支援を必要としないものである」ということだと語った。
「つまり、もしあなたがゴールドマン・サックスの若くて経験の浅いブローカーなら、債券投資のアイデアは全部忘れた方がいいということです」とクレイマー氏は結論づけた。「顧客には、国家並みのバランスシートを持つ素晴らしい企業の株を買うように勧めればいいのです。長期リスクははるかに少なく、配当金も増えるので、ずっと良い結果が出るでしょう。」