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Apple CEO ティム・クック氏が D11 カンファレンスに出席。| 出典: AllThingsD
アップルのティム・クックCEOは、将来的にはサードパーティの開発者が徐々にiOSのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)にアクセスできるようになり、アプリがiPhoneやiPadのより高度な機能と統合できるようになると語った。
火曜日のD11カンファレンスでのクック氏の1時間のインタビューで詰め込まれた無数の話題の中には、同社のモバイルOSが開発者に対してより「オープン」になるかどうか、つまり、アップルがiOSに対する悪名高い厳格な管理の一部を放棄するかどうかなどがあった。
「もちろんです」とクック氏はAllThingsDのウォルト・モスバーグ氏とカラ・スウィッシャー氏に語った。「APIのオープン化という点では、今後さらにオープン化していくと思いますが、お客様に不快な体験をさせるほどではありません。ですから、常に微妙なバランスが求められますし、もしかしたらそうではないかもしれません。」
クック氏は、顧客はシステムのセキュリティや安定性など、特定の選択を自分たちに代わって行うためにアップルに料金を支払っていると考えていると述べた。
モスバーグ氏は、GoogleのAndroidロック画面アセットを開発者へのオープン性の例として挙げた。具体的には、FacebookのAndroidホームランチャーを挙げ、同社がiOS向けに同様のソリューションを提供していると聞いたと述べた。
「こうした設定画面をいくつか見てきましたが、顧客が望んでいるのはそういうものではないと思います」と彼は言った。「それを望んでいる人がいるかって?はい、あります」
クック氏は、将来的にはiOSがよりオープンになることを期待していると述べたが、最終的にはコントロールはAppleの手中に入るだろうと示唆した。
「それで、ボブルヘッド人形が見られるんですか?」とスウィッシャー氏はフェイスブックのチャットヘッド機能に言及しながら冗談めかして尋ねた。
「企業が協力してできることは常にもっとある」とクック氏は答えた。「それがその一つだとは思わない」