アップルの取締役2人が社外オプション問題に直面する可能性

アップルの取締役2人が社外オプション問題に直面する可能性

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ウォールストリート・ジャーナル紙は水曜日、アップル・コンピューターの取締役によるストックオプションの遡及付与に関する調査には、オプション問題に直面する可能性のある取締役2名が関与していると報じた。

問題となっているアップルのオプションの一部を付与した取締役の一人であるジェローム・ヨーク氏は、自身が関与していた期間中、3人で構成される特別委員会の調査から身を引いた。

ウォール・ストリート・ジャーナルはまた、グーグルの最高経営責任者(CEO)であるエリック・シュミット氏も、同氏が以前勤めていた会社での別のオプションのバックデート調査に巻き込まれる可能性があるオプションを調査しているアップルの特別取締役会委員会のメンバーであると報じた。

同紙によると、シュミット氏は1997年から2001年までノベルのCEOを務めており、その期間はオプションの遡及問題の可能性をめぐる社内調査の対象となっている。

シュミット氏は8月下旬に任命され、つい最近アップルの取締役に就任したばかりだ。

アップルの広報担当者はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、同社の特別委員会は3人のメンバーで構成されている とだけ認めたが、メンバーの身元については明らかにしなかった。

一方、ウォール街のアナリストの一人は、アップル社の元最高財務責任者フレッド・アンダーソン氏と元法務顧問ナンシー・ハイネン氏の2人の元幹部が同社のオプションスキャンダルに直接関与した可能性があると疑っている。