マイキー・キャンベル
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4インチの「iPhone 6c」の可能性を最初に報じた一人であるコーウェン・アンド・カンパニーのアナリスト、ティモシー・アルキュリ氏は、最近のインタビューで、Appleが2015年にそのようなデバイスを開発しているという証拠はもはや見つからないと明らかにした。
ビジネス・インサイダーとの会話の中で、アルキュリ氏は、アップルが、この秋発売されると広く予想されている刷新された4.7インチと5.5インチのモデルの売り上げを食いつぶさないために、小型画面の次世代iPhoneの構想を却下したのではないかと推測している。
「iPhone 6の売れ行きが好調だったことが理由の一つだと思います」とアルキュリ氏は語った。「そして彼らは、『なぜ競合製品と競合する必要があるのか? iPhone 6Cを発売すれば、実質的に値下げされたiPhone 6を競合製品と競合することになる』と言ったのです」
アルキュリ氏は昨年12月、Appleが4インチのスマートフォンへの回帰を検討していると初めて主張し、このデバイスが刷新された「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の代替として販売される可能性が「ある」と述べた。昨年、Appleがポケットサイズの4インチ画面から撤退することを決定した際、長年のiPhoneユーザーの多くは落胆した。
その後の報道、部品の流出とされる情報、そして業界の噂話から、Appleが今年、iPhone 5sをアルミニウムで包んだ再パッケージとして、3つ目の小型版iPhoneを発売する予定であることが確認されたようだ。しかし、これらの噂はその後消え去った。
注目すべきは、アルキュリ氏のApple予測に関しては、確かな点とそうでない点が混在している点だ。2014年初頭、同氏は9月の発表前にiPhone 6の機能のいくつかを正確に予測したが、iPhone 6 Plusにはより強力なプロセッサが搭載されるという予測は誤りだった。しかし、最近の調査レポートは、より信頼性の高いミンチー・クオ氏の予測とよく一致している。クオ氏は4月、Appleが今年4インチモデルを発売する可能性は低いと述べている。
Appleは、iPhoneの2年ごとの刷新の一環として、来年4インチの新モデルの発売を控えている可能性がある。6月の報道によると、AU Optronicsは、2016年に発売予定の未発表iPhoneモデル向けに4インチパネルの供給を受注したという。
噂では4インチの「iPhone 6c」は少なくとも2015年には登場しないということだが、Appleは契約無料のiPhone 5s、2つの新型「iPhone 6s」、そしてその間の割引されたiPhone 6モデルを中心とした端末ラインナップを検討しているのかもしれない。