マルコム・オーウェン
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インドのiPhone生産工場の従業員らが土曜日、Appleの組み立てパートナーであるウィストロンから約束された賃金が支払われていないとして暴動を起こした。
ウィストロン社が運営するナラサプラ製造工場で、金曜日の夜勤中に賃金紛争をきっかけに暴力行為が発生した。工場で働く2,000人の従業員の大半が、家具や組立設備などの器物を破壊し、敷地内の車両に放火したとみられており、警察の出動を招いた。
タイムズ・オブ・インディア紙の報道によると、従業員らは上級役員のオフィスを標的とし、現場にいた従業員らが撮影したビデオには割れたガラスやドアが映っている。
情報筋によると、この騒動は、入社時に約束されていた給与が全額支払われなかったことが原因だという。ある従業員は、工学部の卒業生が当初月給2万1000ルピー(約2万8500円)と約束されていたにもかかわらず、実際には当初1万6000ルピー(約2万1700円)しか支払われず、さらに最後の3ヶ月で1万2000ルピー(約1万6300円)まで減額されたと主張している。
他の従業員の状況はさらに悪く、工学部出身ではないある従業員は給与が8,000ルピー(108ドル)にまで減額され、中には500ルピー(6.78ドル)しか支払われなかったと主張する者もいた。この悪感情は勤務時間中ずっと高まり、早朝には暴力へと発展した。
ウィストロンはこの事件についてまだコメントしていない。
ナラサプラの工場は、Appleの組立パートナーにとって大規模な雇用の中心地であり、8月から2,000人の雇用を目指し、最終的には10,000人の雇用創出を目指していた。暴動の中心にいた従業員が、この新規雇用グループの一員であったかどうかは不明である。