ジョシュ・オン
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このインタビューは、11月16日と17日に全米19都市のランドマーク・シアターで「スティーブ・ジョブズ:ザ・ロスト・インタビュー」として上映されます。パロアルトのアクエリアス・シアターでは、11月16日から22日までの7日間の延長上映となると、Movie City Newsは報じています。
このインタビューは元々、PBSのミニシリーズ「Triumph of the Nerds」のために撮影されたもので、マスターテープが輸送中に紛失したため、失われたと思われていました。シリーズでは10分にも満たない映像が放映されました。しかし、10月にロンドンでVHS版が発見され、その後、画質向上と修復が施されました。
この映像は「ジョブズ氏史上最高のテレビインタビュー」と謳われている。特に、故アップル共同創業者がマイクロソフトを強く批判する場面が含まれていることで有名だ。
ロバート・クリンジリーというペンネームで知られるジャーナリスト、マーク・スティーブンスは、1970年代にホームブリュー・コンピュータ・クラブでジョブズとアップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックと出会い、アップル社に入社した最初の社員の一人となった。クリンジリーという芸名は、1980年代に インフォワールド誌のコラムで始まった。
1995 年にロバート・クリンジリーとのインタビューを受けるスティーブ・ジョブズ。
クリンジリー氏はこのインタビューを「ある瞬間」と表現している。なぜなら、このインタビューはジョブズのいわゆる「荒野の時代」を捉えているからだ。ジョブズがアップルから追放された後に設立したNeXT社、そしてアップル自体も、1995年当時は苦境に立たされていた。つまり、このインタビューは、ジョブズが今では有名になったアップルへの復帰直前の姿を捉えたものだ。
ジョブズ氏の死後、ジョブズ氏を題材にしたドキュメンタリーやテレビ特別番組が数多く制作され、その中には未放送の映像も含まれている。
先月、ジョブズの公式伝記も出版されました。数十回におよぶジョブズへのインタビューをまとめた本書は、ジョブズの人生と哲学について多くの洞察を提供しています。本書はすでにベストセラーリストのトップに躍り出ており、米国では発売初週に38万部を売り上げました。
ソニーは、この本を原作とした映画制作を検討していると報じられています。アカデミー賞受賞作『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンにも、この企画の打診があったと言われています。