ケイティ・マーサル
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ソニー・コンピュータエンタテインメントのCEO、ミハル・エフライム氏は、オーストラリアのThe Age紙に対し、オーストラリアで間もなく開始されるMusic Unlimitedサービスについて語った。Music Unlimitedは2010年後半に開始されており、ソニーはこのストリーミングサブスクリプションサービスが、デジタル音楽販売への新たなアプローチを提供することで、AppleのiTunesに対抗することを期待している。
しかし、将来的にはiTunesが考慮されなくなることを期待しているというエフライム氏は、ソニーの新サービスが十分な支持を得た場合、Appleと提携してiTunesを通じて音楽を販売する必要があるのではないかと疑問を呈した。
「もし(大規模な普及が)実現したら、ソニーミュージックはiTunesにコンテンツを提供する必要があるのでしょうか?」と彼は言った。「現状では必要です。iTunesが現在のフォーマットなので、提供しなければなりません。」
同氏はさらにこう語った。「出版社はアップルに人質に取られており、他の配信システムを探している。我々は今後3年から5年で何が起こるか見守っている。」
今月初め、AppleがiPad向けデジタルApp Storeからソニーの電子書籍ストアアプリを削除して以来、ソニーとAppleの間の緊張が高まっている。ニューヨーク・タイムズ紙の記事によると、この削除はAppleが「App Storeの管理をさらに強化している」ことを示しているという。
しかし、Appleはこの報道に対し、開発者向け利用規約やガイドラインは変更していないと主張した。「アプリがユーザーにアプリ外で書籍を購入する機能を提供している場合、アプリ内でも同様のオプションをアプリ内課金で利用できるようにすることを義務付けています。」
ソニーのオーストラリアゲーム部門責任者は今週、iPhoneやiPadを含むAppleのiOSデバイス向けに自社ゲームを提供する可能性は「低い」と明らかにした。先月、ソニーはGoogleのAndroidモバイルOS向けにPlayStation Suiteゲームストアを導入し、自社ゲーム機に加え、様々な携帯機器で自社タイトルをプレイできるようにすると発表している。