AppleInsiderスタッフ
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報道によると、Appleは、賃金平等を議論するための社内Slackチャンネルを作成する試みを中止した。この措置は、従業員が職場で発生しているとされる数々の問題をめぐって組織化し始めたことを受けて行われた。
The Vergeの火曜日の報道によると、Appleは、会社の方針に違反するとして、従業員が賃金平等について話し合うためのSlackチャンネルを作成したり参加したりすることを禁止した。
報道によると、従業員関係担当者は従業員に対し、「SlackチャンネルはAppleの業務を遂行するために提供されており、Appleの部門やチームの仕事、成果物、またはミッションを推進する必要がある」と語ったという。
AppleのSlack規則では、「Apple従業員クラブやダイバーシティネットワーク協会(DNA)として認められていない活動や趣味のためのチャンネルは許可されておらず、作成すべきでもない」と報告書は述べている。賃金平等はAppleが承認した議題に含まれていないようで、8月の報道によると、経営陣がこのテーマに関する従業員による少なくとも3つのアンケート調査を潰したという。
The Verge は、他の社内 Apple チャンネル (#fun-dogs、#gaming、#dad-jokes) は同社のポリシーに定められた基準を満たしていないようだが、数千人のアクティブ メンバーがおり、アクセス可能な状態が続いていると指摘している。
「アップルが作成したこれらの利用規約は、従業員間の自由でオープンなコミュニケーションを抑圧するのに非常に役立っており、アップルにとっては非常に都合が良いことは間違いない」と情報筋は同誌に語った。
AppleのSlack社内コミュニケーションの取り扱いについては、7月に同社がリモートワークに関する議論を交わしていたチャンネルへの取り締まりを検討していたと報じられた際に、厳しい批判にさらされた。約6,000人のメンバーを誇るこのチャンネルは先月末時点でもまだ稼働していたが、現在の状況は不明である。
賃金平等をめぐる社内からの反発に加え、Appleは、ハラスメント、差別、報復といった職場の問題を隠蔽していると主張する従業員からの不満の高まりに直面している。こうした疑惑を表面化させようとする#AppleTooと呼ばれる取り組みが、今月初め、現従業員と元従業員の協力を得て開始された。