ウィリアム・ギャラガー
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ウクライナ政府はテレグラムアプリ内にチャットボットを作成し、ユーザーがiPhoneを使ってロシア軍の侵攻の正確な目撃情報を国の防衛軍に報告できるようにした。
ロシアによるウクライナ侵攻の始まりは、Google マップや Apple マップ上でほとんど偶然に発見されたが、現在ではこの紛争に個人用テクノロジーが意図的に活用されている。
「eVororog」または「eBopor」(「e-Enemy」の意)と呼ばれるチャットボットが、ウクライナのデジタル変革省によって開発されました。これは独立したアプリではないため、ロシアは以前の政治的にデリケートなアプリの場合のように、App Storeからの削除を容易に要求することはできません。
代わりに、チャットボットはTelegramの@everog_botチャンネルであり、ウクライナニュースによると、ミハイル・フェドロフ副首相が自身のTelegramチャンネルでそれについて書いている。
「デジタル発展省のチームはテレグラム内にチャットボットを作成した」とフェドロフ氏は書いた(翻訳)。「これにより、ウクライナ国民は占領者の動きを報告できる。」
フェドロフ氏は、データ収集の試みは他にもあったかもしれないが、虚偽の報告が入り込む可能性があったと示唆している。同省の無料アプリ「Diya」は、ユーザーがウクライナ国民であることを認証するために使用されている。
「他のボットとの主な違いは、『Diya』アプリを通じた認証です」と彼は続ける。「これは、より正確な情報を収集し、妨害者が偽の写真や動画をスパム送信できないようにするために必要です。」
ユーザーがチャットボットへの投稿を許可されると、見たものの正確な詳細を入力するよう求められます。これには、兵士や戦車などの装備を見たかどうかが含まれます。また、iPhoneを使って正確な場所を送信し、可能であれば写真や動画も添付する必要があります。
ウクライナのニュースは、このチャットボットの有効性についてはまだ詳細を報じていない。しかし、Twitter上の情報筋によると、20万人以上のウクライナ人がこのアプリを使用し、1万6000人以上の侵略者の死につながったという未検証の統計が伝えられている。
ウクライナには多くのソフトウェア開発者がおり、その中には最近ロシアのハッキングをチェックする無料アプリをリリースしたSetappの開発元MacPawも含まれる。