AppleInsiderスタッフ
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アップルコンピュータの最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブズ氏は、マイクロソフトのコミュニティ中心のデバイス「Zune」が同社のデジタルメディアプレーヤー「iPod」に対する脅威になるとは考えていないと語った。
「そんなことを全部やってる間に、女の子はもう立ち上がって帰ってしまっている!イヤホンを片方外して彼女の耳に挿した方がずっとマシだよ。そうしたら、約60センチのヘッドホンケーブルが繋がることになるからね。」
ジョブズ氏は、iPodの人気が高まることでその権威が失われる可能性についても、同様に懸念していなかった。「それは、誰にでも唇があるから恋人の唇にキスしたくないと言うようなものです」と彼は言った。「全く意味がありません」
10月23日に5周年を迎えるiPodの開発中、ジョブズ氏は、このデバイスが社内で大きな反響を呼んだことで、人々の心に響いたと確信していたという。「このプロジェクトを知った人全員が、自分たちもiPodを欲しがるようになった時、つまり、待ちきれずに財布の紐を締めてiPodを買おうと思えた時、それが面白い製品だと分かるのです」とジョブズ氏は説明した。
ジョブズ氏によると、iPodに関してアップルが得た最大の洞察の一つは、音楽ライブラリをiPod上で管理するのではなく、iTunesで管理しようとしたことだった。「他社はデバイス上で全てを行おうとし、あまりにも複雑にしてしまい、役に立たなくなってしまった」とジョブズ氏は語った。
Newsweekとの3ページにわたるインタビューの中で、Apple CEOはリーバイスへの愛を公言し、最終的にiTunes Music Storeの立ち上げにつながったレコード会社との長いやり取りについても語っている。
「それは18カ月以上にわたるプロセスでした。私たちはこれらの人々と知り合い、彼らが試みている多くのことは失敗するだろうと一連の予測を立てました」とジョブズ氏はレーベルについて語った。
「その後、彼らは実際に実験を行ってみたのですが、どれも私たちが予測していた通りの理由で失敗に終わりました。私たちは1、2ヶ月おきに彼らを訪ね続け、彼らは私たちがこの件に関して何らかの洞察を持っているかもしれないと信じ始めました。そして、私たちの信頼も高まり、ついには私たちにチャンスを与えてくれるようになりました。」