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アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は火曜日の基調講演後のCNBCのインタビューで、同社の最新製品について語った一方、過去のiPodのバッテリー問題に関する質問を避け、アップルの将来の方向性についてコメントした。
「製品に関するアップルの文化を一言で表すとすれば、それは『卓越性』です」とジョブズ氏は語った。「私たちは、もう1つフラッシュプレーヤーを作りたいのではなく、世界で最も小さく、最も軽く、そして最も優れたプレーヤーの一つを作りたかったのです。そして、iPod shuffleはまさにその点から生まれたのです。」
続いてCNBCの記者がジョブズ氏にiPodのバッテリーについてコメントを求めた。iPodのバッテリーは過去に、一部の人が期待していたほど長持ちしなかったことが分かっている。「1年半から2年ほど前にバッテリーに関する問題がありました。ほぼ解決したと思います」とジョブズ氏は答えた。「もし問題があれば、お知らせください。対応させていただきます」
インタビューの中でジョブズ氏は新型Mac miniのプレビューも行い、小型版iPod miniが大成功を収めたことにちなんで名付けられたと述べた。「Mac miniは、Macに乗り換える際の障壁をさらに一つ取り除き、これまでで最も手頃な価格でMacを試用できるようになると考えています。」
ジョブズ氏は、パーソナルコンピュータが消費者のデジタルライフにおけるメディアハブへと変貌を遂げつつあると考えているものの、アップルが完全なデジタルメディア企業へと進化しているという点については、同意をためらった。「コンピュータの世界はますますメディアへと移行し、デジタル音楽の登場により、メディアもますますコンピュータへと移行しています」とジョブズ氏は述べた。「つまり、両者は中間点で歩み寄っていると言えるでしょう。驚異的なエンジニアリング力に加え、アップルの核となる専門性は、複雑な技術をいかにして私たち凡人が簡単に使えるようにするかを探求することにあると私は考えています。」
ジョブズ氏はまた、Macメーカーにとって伝統的に最大のメディアデーであるこの日に、Apple株が3ドルも売られたとみられる件についても質問を受けた。「ご存知の通り、私は株価の日々の動向を予測するのはずっと前に諦めました」とジョブズ氏は述べた。「株価はもう少し長期的な視点で見る必要があり、Apple株は長年の株主にとってかなり好調なパフォーマンスを見せていると思います」
アップルが音楽業界の変化に単独で貢献したかどうかという質問に対し、ジョブズ氏は謙虚にこう答えた。「音楽会社に聞けば、きっとそう答えるでしょう。彼らは私たちを非常にサポートしてくれていますし、私たちは彼らと緊密に協力し、音楽を発見して市場に届けるための、さらに革新的な方法を考え出しています。」