ロジャー・フィンガス
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タイム誌は火曜日、2017年の「テクノロジー界で最も影響力のある20人」リストを発表したが、その中にはアップルのCEOティム・クック氏とCOOジェフ・ウィリアムズ氏も含まれている。
クック氏はリストの4位にランクインしており、アップルは「数え切れないほどのライバル企業に模倣されている」ため、「テクノロジー業界においてほぼ比類のない影響力」を持っていると評されている。タイム誌はまた、自動運転車や拡張現実(AR)といった同社の秘密プロジェクトの潜在的な影響力についても指摘した。
ウィリアムズ氏は17位にランクイン。クック氏自身もスティーブ・ジョブズ氏からCEOの座を引き継ぐ前はCOOを務めていたことから、クック氏の「ナンバー2」であり「ティム・クックのティム・クック」とも評されている。タイム誌は、ウィリアムズ氏が2010年からアップルのサプライチェーンを担当し、Apple Watchの開発を監督したことを指摘し、「これは彼が新しいプロジェクトに深く関わっている証拠だ」としている。
リストの上位3位は、テスラ/スペースXの創業者イーロン・マスク氏、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が占めている。
アップルはクック氏の下でジョブズ氏時代よりもさらに成功を収めているが、一部の批評家は同社が優位性を失いつつあると懸念している。iPhoneの売上はここ数四半期で減少しており、Apple Watchはそれなりの人気を博しているものの、iPhoneやiPadのようなブレイクアウト製品にはなっていない。同社のAIアシスタントであるSiriは、Amazon AlexaやGoogle Assistantに比べると一般的に劣っていると考えられている。
今年後半に発売が予定されている「iPhone 8」に多くの注目が集まっている。5.8インチのOLEDスクリーン、バーチャルホームボタン、ワイヤレス充電、3D顔認識/虹彩スキャンなど、数々の変更点が搭載されると予想されている。