通信会社幹部、3G iPhoneは42Mbps HSPAをサポートすると発表

通信会社幹部、3G iPhoneは42Mbps HSPAをサポートすると発表

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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オーストラリアの携帯電話会社テルストラの上級幹部が、同地域のChannelNewsに対し、Appleの次期iPhoneは毎秒42メガビットの速度の高度な3G接続をサポートできると語ったと伝えられている。

「何が来るかは分かっています。新型端末はすでに見ていますし、米国で発売され次第、当社のネットワークで利用可能になります」と、身元不明の幹部は語ったと報じられている。「クリスマスまでにこの携帯電話は42Mbpsに対応し、多くのブロードバンドサービスよりも高速になり、世界のどのネットワークでも最速のiPhoneになるでしょう。」

報道によれば、テルストラはすでにテスト用に3G対応のiPhoneを用意しており、この端末はアップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が同社の年次世界開発者会議で6月9日に発表した直後に同通信事業者の顧客に提供される予定だという。

もしこれが事実であれば、匿名のテルストラ幹部の主張は、Appleが次世代iPhoneに、Evolved HSPAと呼ばれる高度な高速パケットアクセス(HSPA)プロトコルをサポートするワイヤレスブロードバンドチップを搭載することを示唆していることになる。Evolved HSPAネットワークは、最大42Mbpsのダウンロード速度に加え、最大22Mbpsのアップロード速度もサポートする。

米国では、AT&Tが自社の標準HSPAネットワークの最終調整を進めており、現在ダウンロード速度は1.4Mbps、アップロード速度は約800Kbpsとなっている。しかし、同社は来年中にダウンロード速度を7.2Mbpsに引き上げ、最終的には2009年中に20Mbpsに到達する計画を着実に実行に移すと約束している。