マイク・ピーターソン
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クレジット: TechCrunch
Appleは、iOS 14.5のSiri機能がユーザーに音楽サービスの選択を求めるのは、実際にはデフォルトのストリーミングプラットフォームを設定するものではないと明らかにした。
iOS 14.5のベータテストサイクルで初めて確認されたこの機能は、ユーザーがSiriに音楽を再生するように指示するとポップアップ表示されます。Siriはどの音楽ストリーミングサービスを使用するかを尋ね、ユーザーが選択できるプロバイダーのリストを表示します。
この機能が報じられた内容とは対照的に、AppleはTechCrunchに対し、SiriがiOSのデフォルトとして音楽サービスを設定することは実際にはないと語りました。実際、Appleはブラウザやメールアプリにあるようなデフォルトの音楽サービス設定はiOSには存在しないと指摘しています。
実際には、この機能はSiriの知能が働いているということになります。このデジタルアシスタントは、ユーザーのリスニング習慣を学習しながら、時間とともに進化し、変化していきます。Appleがこの点を明確にしたのは、Siriがユーザーにアプリの選択を再度尋ねる可能性があるため、アプリをデフォルトとして設定したと思っていたユーザーが混乱する可能性があるためです。
TechCrunchが指摘しているように、この機能の主な目的は、ユーザーが特定の種類のコンテンツに対してどの音楽アプリを好むかをSiriが学習できるようにすることです。Siriは、Spotifyで音楽を聴きながらも、Apple Podcastsでオーディオ番組を聴くユーザーもいることを学習し、この機械学習に基づいてコマンドを実行します。
さらに、アプリ開発者はApple APIを実装することでSiriのインテリジェンスを活用できます。これにより、デジタルアシスタントは「ユーザーがアプリ内で何を、そしてなぜ聞いているのかに関する、より詳細な情報にアクセスできるようになる」可能性があります。
コンテンツをリクエストする際に音楽サービスを指定しても、競合は発生しません。ユーザーがサードパーティのサービスを選択した場合でも、「Hey Siri、Apple Musicで音楽を再生して」などと言えば、SiriはSiriに話しかけるだけで音楽を再生できます。
この機能はiOS 14.5ベータ版で初めて登場しましたが、2番目のベータ版では削除されました。3月2日にリリースされたiOS 14.5ベータ版3で復活しました。