マイク・ワーテル
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ドナルド・トランプ次期大統領のニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューの全文が公開され、米国での製造業に関するアップルのティム・クック最高経営責任者との会話の詳細も明らかになった。
写真:増池博子(ニューヨーク・タイムズ)
「ティム、私にとって真の偉業の一つは、アップルにアメリカ国内に大規模な工場を一つ、あるいは複数の工場を建設させることだ」とトランプ氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、アップルCEOとの最近の電話会談について語った。「中国やベトナムなど、あちこちで工場に行く代わりに、ここで製品を作ることになるんだ」
トランプ氏によると、クック氏の返答は「それは分かっています」だけだったという。
「我々は皆さんのためにインセンティブを創出するつもりですし、皆さんもそれを実行するでしょう」とトランプ氏は付け加えた。「我々は法人税を大幅に削減するつもりです。皆さんもきっと喜んでいただけるでしょう」
クック氏とアップルに関する会話の中で、トランプ氏は連邦政府内の「息苦しい」過剰な規制環境がスタートアップ企業の環境悪化を引き起こし、事業拡大を妨げているという自身の見解も示した。
「多くの人に会ってきましたが、彼らは減税よりも規制緩和に期待しています」とトランプ氏は述べた。「減税は相当な規模になるので、私はそれが可能だとは決して言いませんでした」
トランプ氏は、規制緩和に対する反応は驚きであり、大規模な減税よりも「熱烈な支持」があったと付け加えた。