iTunes in the Cloudでは、AppleがApp Storeから削除したアプリの再ダウンロードが可能

iTunes in the Cloudでは、AppleがApp Storeから削除したアプリの再ダウンロードが可能

スラッシュ・レーンのプロフィール写真スラッシュレーン

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新しい iTunes in the Cloud サービスを使用すると、ユーザーは、App Store で公開されなくなったソフトウェアも含め、一度購入したすべてのアプリケーションを再ダウンロードできます。

CDFXapps.comEngadget経由)が発見したように、様々な理由でApp Storeから削除された可能性のあるソフトウェアが、新たにリリースされたiTunes in the Cloudベータ版で再びアクセスできるようになりました。ソフトウェアは、App Storeの「アップデート」タブの「購入済み」セクションにあります。

例えば、数年前にApp Storeから削除されたテトリスのクローン「Tris」は、再びダウンロードできるようになりました。唯一の条件は、ユーザーがiTunesアカウントに紐付けられたソフトウェアの所有権を持っていることです。

iOSデバイス上でDOSプロンプトをエミュレートする別のアプリケーション「iDOS」も、かつてデバイスにインストールしていたユーザーにとっては再びアクセス可能となる。「iDOS」は、従来の実行ファイルをアプリケーションに読み込み、エミュレータで起動できることが発覚したため、App Storeから削除された。

Appleが新たに発表したiCloudの最初の機能であるiTunes in the Cloudベータ版が月曜日に公開されました。iOS App Storeの「購入済み」セクションには、デバイスにサインインしている認証済みApple IDで購入されたすべてのソフトウェアの詳細なリストが表示されます。

ソフトウェアがApp Storeから削除された場合でも、ユーザーはiOSデバイス上で引き続きアプリケーションを実行できます。ただし、iTunes経由でローカルコンピュータにバックアップされていないアプリケーションが削除される場合もあります。

App Storeで入手できなくなったソフトウェアがiTunes in the Cloudに保存されているという事実は、AppleのiCloudにおけるバックアップ機能が非常に徹底的なものになることを示唆しています。月曜日にiCloudを発表した際、同社はノースカロライナ州に建設した5億ドル規模の新サーバーファームと、それがAppleの新たな広範囲にわたるサービスの基盤となることを宣伝しました。

アップルの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏は、同社の以前のMobileMeサービスが「最盛期」ではなかったと認めた。しかし同時に、iCloudはユーザーが何も考えなくても約束通りに「ただ機能する」新製品だともアピールした。