ロシアは、アップルが米国に数千人のiPhoneユーザーをスパイするのを支援していると主張

ロシアは、アップルが米国に数千人のiPhoneユーザーをスパイするのを支援していると主張

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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モスクワ、ロシア

ロシアは、国家安全保障局(NSA)が、Appleが米国向けに作成したiPhoneのバックドアの脆弱性を利用して、ロシアの政府関係者や民間人をスパイしていたと主張している。

NSAはこれまで、Appleがユーザーデータへのアクセスを拒否したことに抗議し、世論の支持を得ようとしてきた。しかし今、ロシア連邦保安庁(FSB)は、Appleが結局NSAにバックドアアクセスを許可したと主張している。

ロイター通信によると、FSBは、これまで知られていなかったマルウェアを利用してこれらのバックドアにアクセスするNSAの計画を明らかにしたと発表しました。既にバックドアへのアクセスが存在していた場合、なぜマルウェアが必要だったのかは不明ですが、FSBはロシアで数千台のiPhoneが感染したと述べています。

FSBはロイター通信が入手した声明の中で、「FSBは、Appleのモバイル端末を用いたアメリカ特殊機関の諜報活動を明らかにした」と述べた。「(Appleは)アメリカの諜報機関に、ホワイトハウスや反ロシア活動のパートナーにとって関心の高い人物、そして自国民を監視する幅広い機会を提供している」

伝えられるところによると、この「諜報活動」はロシア国内の国民のほか、イスラエル、シリア、中国などのロシアに駐在する外交官のiPhoneを標的にしていたという。

FSBは、ロシアの指導者を守る機関であるロシア連邦警備隊の協力を得てNSAの陰謀を暴いたと主張している。

AppleもNSAもコメントしていない。