ワーナーメディアのコンテンツのほとんどは、Appleのビデオサービス開始時に欠落している可能性がある

ワーナーメディアのコンテンツのほとんどは、Appleのビデオサービス開始時に欠落している可能性がある

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

· 1分で読めます

ある報道によると、HBOはアップルの近々開始予定のビデオサービスへの出演について協議中だが、ワーナーメディアの他のコンテンツについてはまだ議論されていないという。

フィナンシャル・タイムズの情報筋によると、それはまだ将来的に実現する可能性があるという。ワーナーメディアはAT&T傘下だが、CNN、シネマックス、カートゥーン・ネットワーク、DCエンターテインメントといった資産に加え、ワーナー・ブラザース、ニュー・ライン、キャッスル・ロックといった映画スタジオも擁する多国籍メディア複合企業である。

ワーナーメディアとの提携は長期的に極めて重要になる可能性がある。アップルは量よりも質を重視し、「小規模」で「厳選された」コンテンツを追求していると報じられているからだ。これは、ライバルのNetflixとは対照的だ。Netflixは現在、オリジナルコンテンツに数百億ドルを費やしており、視聴者からは「何を見る価値があるのか​​判断しづらい」という不満の声が上がっている。

タイムズ紙の情報筋によると、CBSとバイアコムは番組のライセンス供与について「協議が進んでいる」という。関係者は、このサービスに関する噂として、アップデートされた「TV」アプリやサードパーティサービスへの集中型サブスクリプションなどについて繰り返し言及した。

スタジオやネットワークは、Appleの強固な秘密主義に苛立ちを募らせていると言われており、ある幹部は同社が「戦略を明示していない」と主張している。同時に、Appleは「一緒に仕事をするのが難しい」というイメージを持たれることを懸念しているとも言われている。これは、CEOのティム・クック氏をはじめとする幹部が、スタジオに対し、家族向けでテクノロジーに有利な番組を制作するよう圧力をかけているという噂と矛盾する。HBOのようなネットワークが人気を博したのは、その既成概念を打ち破る姿勢が一因となっている。

Appleは3月25日、太平洋標準時午前10時(東部標準時午後1時)から開催されるプレスイベントで、ビデオサービスのプレビューを行う予定です。AppleInsiderライブ中継でイベントをお伝えします。