ニール・ヒューズ
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投資家たちは、世界が今秋発売予定の「iPhone 8」を待ち望む中、iPhoneの売上が現在の4-6月期に成長に転じ、前年同期よりわずかに増加すると予想している。
カウエン・アンド・カンパニーのアナリスト、ティモシー・アルキュリ氏は木曜日、投資家向けのメモを発表し、そのコピーがAppleInsiderに提供された。その中で同氏は、2017年6月四半期のiPhone出荷台数を4150万台と予測している。
この予測が正確であれば、2016年の同四半期にアップルが出荷した4040万台のiPhoneより増加することになる。しかし、アルキュリ氏は、昨年の6月四半期にアップルが流通在庫を400万台減らしたことを例に挙げ、消費者へのiPhoneの実売数は横ばい、あるいはわずかに減少する可能性があると指摘した。
ウォール街のコンセンサス予想では、Appleの売上高は449億ドル、1株当たり利益は1.57ドルとなっている。どちらの数字も、売上高424億ドル、1株当たり利益1.42ドルだった昨年同期と比べて増加することになる。
投資家はAppleの4-6月期決算に大きなサプライズは期待していないものの、最近発売された新モデルのおかげでiPadの売上が伸びる可能性は否定できない。しかし、注目は続く9-9月期決算に集まっている。同社はこの四半期に、フラッグシップモデル「iPhone 8」を筆頭とする次世代iPhoneシリーズを発表すると見込まれているからだ。
市場関係者は、次期iPhoneについて、新しいフォームファクターへの需要に牽引され、いわゆる「スーパーサイクル」が到来すると予想しています。現行のiPhoneのデザインは2015年のiPhone 6に遡りますが、今年の「iPhone 8」は、曲面ガラスのフロントパネルとOLEDディスプレイを備えた新しい筐体を採用すると予想されています。
「iPhone 8」は9月四半期に発表される可能性があるものの、アルキュリ氏は消費者の手に届くのは翌12月四半期になると予想している。同氏は、iPhone 8が売上と株価にとって「火薬庫」となると見ており、発売時期はほとんど重要ではないと考えている。
カウエン・アンド・カンパニーは、AAPL株の「アウトパフォーム」格付けを維持し、目標株価を160ドルとした。