iPod Classicが寿命を迎える中、AppleはiTunesからクリックホイールゲームを削除

Apple 社が老朽化したハードドライブベースの iPod Classic の製造を中止するとの噂が流れている中、同社はクリックホイールゲーム専用のセクションを iTunes Store から削除した。

以前は、iTunesのApp Storeリンクのドロップダウンメニューをクリックすると、「iPod Click Wheel Games」へのリンクにアクセスできました。しかし、現在、そのオプションはメニューから消えてしまいました。

この削除は、Appleが10年間の長きにわたり支持されてきたiPod Classicの生産終了を今年中に計画しているという噂が流れている中での発表です。ClassicはAppleのレガシーiPodであり、2001年に発売された初代iPodと同じクリックホイールと基本的なデザインを備えています。

iPodのゲームの歴史はAppleの初代モデルにまで遡ります。Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックが考案したゲーム「Brick」は、隠しイースターエッグとして収録されていました。iPodの機能が拡張され、カラーディスプレイが搭載されるにつれて、さらに多くのタイトルが追加され、最新のiPod Classicには「Vortex」、「iQuiz」、「Klondike」が付属しています。

Appleは2006年にiPod Classic向けゲームの販売を開始し、これは2年後に開始されるiPhoneとiPod touch向けApp Storeの先駆けとも言えるものでした。Appleは「テキサスホールデム」や「リバーシ」といったクリックホイールゲームを自社でリリースしたほか、エレクトロニック・アーツ、スクウェア・エニックス、ディズニーといった大手パブリッシャーもタイトルをリリースしました。

タイトルの価格は7.49ドルで、iPod Classic、旧モデルのiPod nano、iPod miniで入力を受け付けるタッチセンサー式ホイールを使用しています。iTunes経由でダウンロード可能なゲームは合計約50種類ありましたが、Appleがサードパーティ製のiPod Classic用ソフトウェア開発キットを公開していなかったため、購入できるタイトル数は限られていました。

来週火曜日の午前10時（太平洋標準時）に予定されているiPhone中心のメディアイベントで、iPod Classicが廃止される可能性がある。iPodラインナップがAppleの事業において重要性を失っているため、ポータブルメディアプレーヤーはiPhoneやiPadといったデバイスに取って代わられている。

AppleInsiderは7月、AppleのフラッグシップiPodであるiPod touchが今年の刷新でほとんど変更されないと初めて報じました。新型iPod touchはホワイトカラーで提供されると予想されていますが、内部ハードウェアは2010年に発売されたモデルとほぼ同じです。