ケビン・ボスティック
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ソニーは月曜日、PlayStation Vitaエコシステムに、驚くべき新しいフォームファクタの製品を追加すると発表した。それは、AppleのApple TVデバイスに対抗する、テレビ用のゲーム用セットトップボックスだ。
新型PS Vita TVは、わずか6cm×10cmの小型デバイスで、ソニーの携帯型ゲーム機PS Vitaのハードウェアを搭載しています。このハードウェアにより、初代PlayStationとPlayStation Portableのゲームに加え、PlayStation Vitaの一部タイトルもプレイできます。
ソニーの新デバイスでは、合計100タイトル以上のPS Vitaゲーム、600タイトル以上のPSPゲーム、そして600タイトル以上のPlayStationゲームをプレイできます。また、PlayStation 4を常時接続しているテレビが使用中であれば、近日発売予定のPlayStation 4のコンテンツをストリーミング再生することも可能です。
ソニーがセットトップボックス市場でAppleと競合する動きとして、PS Vita TVは様々な動画サービスにもアクセスできるようになる。DMM.com、TSUTAYA TV、ニコニコ動画など、その多くは日本独自のサービスだが、HuluやソニーのPlayStation Storeにも接続可能で、PlayStation Store自体も幅広い動画コンテンツを提供している。
ソニーは価格面でもApple TVに対抗するだろう。PS Vita TVは基本モデルが約95ドルで、DualShock 3コントローラーと8GBのメモリーカードが付属するバンドル版は約143ドルで販売される。
この新製品は、Appleがメディアストリーミングデバイス市場において初めて直面する大きな競争相手となる可能性がある。Apple TVは2012年に同市場の56%を占めており、サムスンやその他競合製品のデバイスは、Appleのセットトップボックスほどの普及には至っていない。
しかし今、確固たる地位を築いたテクノロジー大手が、高い知名度と豊富なゲーム・メディアタイトルを擁する製品を携えて、この分野に参入しようとしている。ソニーのセットトップボックスは11月14日に日本で発売される予定だが、同社はまだより広範な展開の計画を明らかにしていない。