フィアット・クライスラーCEO、アップルは独自に自動車を製造するのではなく自動車メーカーと協力すべきと発言

フィアット・クライスラーCEO、アップルは独自に自動車を製造するのではなく自動車メーカーと協力すべきと発言

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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フィアット・クライスラーのCEOは今週のジュネーブ国際モーターショーで、アップルは自社だけで自動車を製造しようとせず、既存の自動車メーカーと協力し、その経験を活用すべきだと語った。

ロイター通信によると、セルジオ・マルキオンネCEOはショーで記者団に対し、自動車メーカーは既にアップルのニーズに対応する能力を有しており、このような「複雑なビジネス」においては、自動車メーカーに頼る方が理にかなっていると語った。さらに、マルキオンネCEOは自社製の「アップルカー」というアイデアを病気に例えた。

「もし車を作りたいという衝動に駆られたら、横になってその衝動が治まるまで待つことをお勧めします」と彼は言った。「このような病気は治ったり治らなかったりするもので、命に関わるものではありません。」

Appleは2019年か2020年の発売を目指して電気自動車の開発に取り組んでいるとみられています。コスト、規模、そして複雑さを考えると、製造には提携が必要になる可能性はありますが、少なくとも今のところは外部からの支援なしに設計を進めていると考えられています。製造パートナー候補としてはBMWが挙げられ、既に協議に入っていると報じられています。

最近のインタビューで、アップルのCEOティム・クック氏は、自動車開発(「プロジェクト・タイタン」として進行中とみられる)については直接認めず、同社が何百人もの人員を投入してコンセプト開発に取り組んでいるとしても、それはコミットメントというよりはむしろ探索活動に過ぎないかもしれないと示唆した。