ゲームオーバー:東芝が衰退するHD DVDフォーマットの開発を中止

ゲームオーバー:東芝が衰退するHD DVDフォーマットの開発を中止

スラッシュ・レーンのプロフィール写真スラッシュレーン

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東芝は火曜日、全社戦略を徹底的に見直した後、HD DVDプレーヤーの開発と製造を中止すると発表した。これにより、次世代光ディスクフォーマットとしての覇権をめぐるブルーレイとの戦いは終結したことになる。

この動きは、大手小売企業のウォルマートとベスト・バイ、そして映画レンタルサービスのNetflixが、ブルーレイディスクのサポートを中止してわずか数日後に起こった。今年初めには、大手映画スタジオのワーナー・ブラザースも同様の計画を発表しており、パラマウントとユニバーサルも最終的に追随すると噂されている。

「いわゆる『次世代フォーマット戦争』の継続による長期的な影響を慎重に評価した結果、迅速な決断が市場の発展に最も貢献すると結論に至りました」と、株式会社東芝の代表取締役社長である西田厚聰氏は述べています。「当社にとって、そして何よりも消費者にとって残念なことですが、高精細コンテンツの真のマスマーケット機会は未開拓のままです。東芝は、デジタルコンバージェンスを実現するために、当社の人材、技術、そして知的財産を活用する能力と決意を有しています。」

その結果、東京に本社を置く同社は、大容量NANDフラッシュメモリ、小型ハードディスクドライブ、次世代CPU、視覚処理、無線および暗号化技術など、高解像度コンテンツへのマスマーケットのアクセスを促進する技術に注力していくと述べた。

東芝は、HD DVDプレーヤーおよびレコーダーの小売チャネルへの出荷削減をただちに開始し、2008年3月末までに同事業部門の終了を目指します。また、PCやゲームなどのアプリケーション向けHD DVDディスクドライブの量産も同時期に終了する予定ですが、引き続き顧客の要望に応える努力を続けていきます。