AT&T、2009年までに3Gの速度を5倍以上に向上

AT&T、2009年までに3Gの速度を5倍以上に向上

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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AT&Tは水曜日、2009年に3Gワイヤレスネットワークの速度を毎秒20メガビットにまで引き上げる計画であると発表した。これにより、顧客が現在実現できる速度より5倍以上速い無線ダウンロードへの道が開かれることになる。

モルガン・スタンレーの年次コミュニケーション・カンファレンスで講演した同社のモビリティー担当チーフ、ラルフ・デ・ラ・ベガ氏は、エンジニアらがすでにAT&TのHSPA(高速パケットアクセス)3Gネットワ​​ークのバージョンを、毎秒7.2メガビットの速度で研究所で稼働させており、これは既存ネットワークの理論上のスループットの約2倍にあたると語った。

「われわれにとって、ワイヤレスデータ革命と呼べるものの、まさに初期段階にあることは明らかだ」と同氏は語った。

AT&Tは2009年中にHSPAリリース7への移行を計画しており、これにより「20Mbpsを超える」より高速な通信速度が実現すると幹部は述べている。同氏によると、このアップグレードでは同社のインフラへのハードウェア変更はほとんど必要なく、主に電子機器のソフトウェアアップグレードによってスムーズに移行できるという。

デ ラ ベガ氏はまた、自社は 2010 年までにロング ターム エボリューション (LTE) 標準による 700MHz の 4G アクセスへの「明確かつ論理的な道筋」を持っているとも述べ、これにより速度は 5 倍の 100 メガビット/秒近くまで上昇するはずだとした。

「そこに到達するためのステップは非常に論理的で、いずれも当社が長年使用してきた同じGSM技術を基盤としています」と彼は説明した。「LTEはGSMおよびHSPAへの後方互換性を確保し、お客様にとって大きなメリットとなります。LTEへの道筋は、中間段階を踏んで段階的に実現していくことを可能にし、日々速度の向上を実現していきます。」

デ ラ ベガ氏は、アップルとブラックベリーメーカーのリサーチ イン モーション社が近々発売する携帯電話機を考慮すると、スマートフォン市場におけるAT&Tの成長機会についても同様に期待しており、同社のポストペイド顧客のうち統合型デバイスを所有しているのはわずか16%であると指摘した。

「したがって、さらなる浸透による上昇余地は大きい」と同氏は語った。