マイク・ピーターソン
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クレジット:ニューヨーク・タイムズ
ウィル・スミスがアカデミー賞授賞式でコメディアンのクリス・ロックを平手打ちしたことを受けて、Apple TV+とNetflixはウィル・スミスの伝記映画の入札戦争から撤退した。
アップルは、2021年に出版されたスミスのベストセラー自伝に基づいたスミスの生涯を描いた映画の権利獲得を争う数社のうちの1社だった。しかし、ザ・サン紙は、アップルが同映画への入札を取り下げたと報じている。
「NetflixとApple+はウィル・スミスの伝記映画への入札をひっそりと取り下げ、代わりに資金を別の場所に移し、新たな黒人俳優による独自のアイデアを開発する予定だ」と情報筋は語った。
報道によると、スミスとの共演は、彼の平手打ちをめぐる論争を受けて「危険な仕事」になったという。この論争は、アカデミー賞授賞式でロックが妻のジェイダ・ピンケット・スミスについて冗談を言った後、スミスがステージに乱入し、ロックを平手打ちしたことから始まった。
アカデミー賞では、スミスは『キング・リチャード』の演技で、Apple TV+映画『マクベスの悲劇』で主役を演じたデンゼル・ワシントンを抑え、主演男優賞を受賞した。
スミス氏はアカデミー賞受賞スピーチで自らの行動を弁護したように見えたが、その後自らの行動について謝罪し、映画芸術科学アカデミーを辞任した。
スミスは現在、Apple TV+の新作オリジナル映画「Emancipation(エマンシペーション)」に主演する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で制作は中断された。さらに、Appleは映画制作中にセクハラ行為があったとして訴訟を起こされた複数の企業の一つだった。